江戸時代、江戸に入る際の最後の難関として知られていた「箱根の関所」。
「入り鉄砲に出女」という言葉がある様に、江戸幕府に対する攻撃を妨げるため武器の持込みを厳しく禁じ、諸大名の側室や跡取りを江戸に人質として住まわせ逃げ出さない様監視しました。
大名達は江戸城下に屋敷を持ち、自身の藩と江戸を2年に1回来訪し半年から1年間滞在させられました。
この時、領地から江戸に行く際の家来や荷物等の移動の姿が「大名行列」と言われ街道の風物詩になりました。
その光景を模したイベントが『箱根大名行列』であり、今では箱根の観光名物の1つとして賑わいを見せています。
箱根大名行列はどこで見れるのか?
箱根大名行列は箱根湯本小学校を出発して、箱根の街を6キロに渡ってねり歩きます。途中では、曽我堂上付近や、ホテルおかだ付近、天成園付近、箱根湯本駅付近を通って、湯本富士屋ホテルが終点となります。
行列には、小田原北条鉄砲衆、マーチングバンド箱根21、在日米陸軍軍楽隊、なども参加しているので、にぎやかな行列となっています。
箱根大名行列日程やアクセス方法は?駐車場は?
日程 2019年11月3日(日)
時間 午前10時から午後2時半まで
首都圏の観光地として人気のある箱根。温泉地としても有名で外国から観光客にも知られている観光スポットです。
その箱根で毎年11月3日の文化の日に行われるのが『箱根大名行列』。
江戸時代の参勤交代によって実施された大名行列を現代に蘇らせた壮大なイベントです。
今では箱根の人気行事として、大勢の観光客で賑わいます。箱根へのアクセスは、
小田急線・箱根登山線の終点でもある「箱根湯本駅」が最寄り駅になります。
お勧めは始発の「新宿駅」から直通のロマンスカー利用で、最短で85分(約2000円)のちょっとした旅気分を味わう事が出来ます。
車の場合は、
東名高速「厚木I.C」から小田原厚木道路「小田原西I.C」、
西湘バイパス「山崎I.C」から国道1号線のご利用になります。
他にも、「羽田空港」や「横浜駅」からは高速バスもご利用頂けます。
お車でお越しの場合、有料駐車場もありますが台数も限られている上、
現地周辺では当日の9時30分より交通規制がありますので、公共の交通機関のご利用をお勧めします。
また、「小田原駅」周辺でしたら駐車場の台数もあります。電車利用でも15分程度ですので「小田原駅」付近に駐車する方法もあります。
お問い合せ先 | 箱根湯本観光協会 電話:0460-85-7751 FAX:0460-85-7753 |
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箱根大名行列の見どころは?
箱根大名行列の見どころは、一般参加の方も加えた500人もの人数で行われる大行列。
一般参加も90名ほど募集しています。抽選ですので応募して大行列に参加してみては?
江戸時代の大名行列を彷彿させる色取り取りの衣装を身にまとった人々が、当時を偲ばせる様に街を練り歩きます。
大名行列本体170名の他にも地元のマーチングバンド、吹奏楽団、箱根湯本芸妓連100名の手踊り、在日米陸軍軍楽隊等が行列に華を添えます。当日はテレビタレントの参加もあります。
箱根大名行列のおすすめな撮影ポイントは?
箱根大名行列の中で最も写真映えするイベントは、何といっても火縄銃の演武です。
鉄砲衆は陣羽織に身を包み、行列では先陣を務め先ずは湯本小学校での出発式で空包射撃の演武を行います。
その後、片倉橋、ホテルおかだ前、天成園、弥生橋、湯本橋、湯本大橋、最後に終点の湯本富士屋ホテルを演武して回ります。
迫力溢れる火縄銃演武をきれいに撮影してください。他にも、天成園では、大名行列の参加者と記念撮影が出来ます。
宿泊情報は?
元々温泉地としても栄えているので、宿泊出来る宿も40軒を越えます。ただし、人気の温泉地であり、この時期は箱根で人気を誇る紅葉狩りの季節にも重なります。
宿泊客もかなりの人出が予想されますので、早い時期でのご予約をお勧めします。また、東京からロマンスカーなら85分で行けるので、温泉宿の日帰り入浴サービスを利用した見物でも十分楽しめます。
まとめ
関東有数の観光スポット「箱根」。温泉、芦ノ湖、レジャー施設、紅葉と1年を通して様々な楽しみ方が可能です。
中でも、箱根大名行列は江戸時代の風情を感じさせてくれるイベントとして人気を誇ります。抽選ではありますが、大名行列へ仮装での一般参加もありますのでぜひ思い出作りとしていかがですか。
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