日本の古都「京都」には、三大祭と呼ばれている大きなお祭りがあります。5月の「葵祭」、7月の「祇園祭」、そして10月に平安神宮で行われる「時代祭」です。
この3つのお祭りは成立の時期や内容は全く異なりますが、京都府の中でも京都市内で行われます。
『時代祭』はこの中で最も歴史が浅いものになりますが、京都の歴史だけではなく日本の歴史の縮図とも言えるお祭りなのです。
京都時代祭りの日程
2020年10月22日(木)12時から
(毎年10月22日に行われます。)
行列コースと時間
京都御所建礼門前出発 (12:00) → 堺町御門 (12:15) → 烏丸丸太町 (12:30) → 烏丸御池 (12:50) → 河原町御池 (13:20) → 河原町三条 (13:30) → 三条大橋 (13:40) → 三条神宮道 (14:10) → 平安神宮 (14:30)
アクセス
平安神宮までお車の場合は
名神高速道路「京都東インター」で降り約20分、
電車の場合は市営地下鉄東西線「東山駅」より徒歩10分です。
京都市内はバスが充実していますので他の観光と合わせてご利用されると便利です。
また、市営バスが1日中500円のワンコインで利用出来る乗車カードが、京都バスの均一料金内でも利用可能になりますます便利に利用出来ます。
有料観覧席
料金 1席 2,050円 (全席指定・パンフレット付 )
設置場所
京都御苑 (正午頃)←オススメ
御池通 (午後1時頃)
平安神宮道 (午後2時20分頃)
平成28年度時代祭有料観覧席券は、平成28年8月23日(火)
より下記にて販売します。
チケ探(旧 Walker plus)(発券手数料要)
時代祭の由来
1985年(明治28年)に平安遷都から1100年目を記念して京都市内に「平安神宮」が造営され、それを記念して行われた『時代祭』。
「平安神宮」の保存と管理のために市民によって組織された「平安講社」が、東京遷都以前の京都の歴史や風俗を模した行列を行い、その内容から名付けられたお祭りです。
開催は桓武天皇が新しい都としての京都に入ったとされる10月22日に行われますが、お祭りの期間は10月15日に行列の役柄を任命する参役宣状祭から10月23日の後日祭までとなります。
時代祭のイベント
『時代祭』の最大のイベントはもちろん時代行列になります。桓武天皇の「延暦時代」から坂本龍馬等で人気のある明治維新時代まで、各時代の仮装に扮した人達が約2,000人、2㎞に渡って練り歩きます。
正午に京都御所の建礼門前を出発、14時30分に平安神宮に到着し、天皇が出先から戻るとされる還幸祭が執り行われます。その豪華絢爛な様子はまさに時代絵巻を眺めている様です。
他にも、お祭り当日には鎌倉時代から公家の流れをくむ九条家の唯一現存する建物「捨翠亭」が特別公開される等様々なイベントが楽しめます。
時代祭のアクセスや穴場スポット
観光に関しては、京都自体が観光都市のため観光案内等は充実しており心配いりません。
後、穴場スポットとしてご紹介して置きたいのが、時代祭と同じ日の夜に由岐神社で行われる「鞍馬の火祭」です。奇祭として知られ、松明を持ち火の粉を撒き散らしながら神社に向かう様はまさに壮観です。
まとめ
国際的観光都市として知られる京都でも人気あるお祭りで、海外からの観光客も多く見られます。
メイン会場となる平安神宮も当日はかなりの混雑になるので、パンフレット付きの有料観覧席をご予約された方が安心です。
お祭りが日にち限定のためお休みとの兼ね合いや時代行列がメインのため雨天順延等見物するにも中々厳しい条件もありますが、ぜひ1度は見てみたいものです。
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