日本でも有数の観光スポットである古都奈良、その中でも人気の観光地として名が知られている『若草山』。
奈良市内を見下ろす様にそびえ立つ標高342mの姿はまさに壮観です。
その山に火点け燃やす事で、奈良の地に早春の訪れを伝えてくれる行事が『若草山の山焼き』です。
実は山焼きは全国各地で行われています。冬枯れした山々の草を害虫駆除と同時に焼く事によって肥料に変え、春になった時の若草の芽吹きを助けます。
家畜を育てる畜産業を営む方達には当たり前の事で、それによって牛や羊等の放牧時の牧草を育てるのです。若草山の場合は既に観光になっていますので、日程等を説明します。
若草山の山焼き2017年の日程や花火の時間は?
■2017年若草山の山焼き日程
若草山焼き
・開催日/平成29年1月28日(土)【雨天の場合は1週間後に延期】
・開催場所/奈良公園内、若草山一帯
・花火打上時間/午後6:00~
・山焼き時間/午後6:30~
若草山焼きに関係するイベント
・春日の大とんど(午後1:00~午後6:00)
奈良公園内の飛火野に火炉を設置し、お正月に神社に持込まれたお札やお守りをお焚き上げします。当日の持ち込みも可能です。
・御神火奉載祭(午後4:45)
夕方から行われる若草山焼きに使われる御神火を大とんどから頂く行事です。
・聖火行列(午後5:05出発)
金峯山寺の山伏による法螺衆と奈良奉行所の役人に扮した総勢45人が時代行列を行います。
・水谷神社松明点火(午後5:15)
水谷神社の能舞台付近に設けた松明点火場で、春日の大とんどの聖火を松明に点火します。
・野上神社祭典(午後5:45)
聖火行列が野上神社のかがり火に火を点け、山焼きの無事を祈願します。東大寺と興福寺の読経の中、かがり火から松明に火を移し、山麓中央に設けた大かがりに火を点けます。
・大花火打ち上げ(午後6:15)
・山焼き一斉点火(午後6:30)
アクセス方法
若草山焼きが行われる奈良公園には、その他の人気観光スポットたくさんあります。道路渋滞も予想されますので、公共の交通機関を利用した方が良いかもしれません。
■電車・バスを利用の場合
大阪市内までは東海道新幹線「新大阪駅」利用
・「新大阪駅」-JR京都線「大阪駅」-JR大阪環状線外回り「鶴橋駅」-近鉄奈良線「近鉄奈良」
-奈良交通バス (春日大社本殿行き)「バス停 春日大社本殿」山麓まで徒歩5分
■タクシー・乗用車利用
・「近鉄奈良駅」-タクシー10分(料金は1,000円前後、交通事情により変えあります。)
・京奈和自動車道「木津I.C」-約3分
・西名阪自動車道「天理北I.C」-約5分
・駐車場(少し距離はありますが、平城京朱雀門の駐車場は無料で利用出来ます。)
オススメスポット
当日は、山麓特設ステージでもイベントが行われます。
今年のイベントは鹿せんべい飛ばし大会(巨大な特性鹿せんべいを飛ばし、30ⅿ以上飛ばせば抽選で賞品がもらえます。)やあったか汁もん市(奈良県の特産品で作った汁物が振る舞われます。)が行われました。
まとめ
今や奈良県を代表する行事になった若草山焼き。
毎年多くの人出で賑わい、メインの花火大会と山焼きが行われる時間になると、暗闇に包まれていた周辺が一瞬にして明るく輝き出します。
周辺の闇に、美しく映える幻想的な風景は、まさに圧巻の姿です。
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