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なまはげの由来や歴史について

祭り

日本には各地に、災いを払ってくれる使者信仰とその事に纏わる行事がたくさんあります。

有名なところでは、節分の鬼でしょうか。節分の場合は使者ではなく、厄病をもたらす鬼が追い払われ福を招き入れます。

他で、やはり秋田の『なまはげ』ではないでしょうか。

今や秋田県の一風習としてだけではなく、全国に知られる行事となっています。

鬼の形相にも見えるお面をかぶり、藁製のミノをまとい、出刃包丁を持って練り歩く姿はまさに圧巻です。そんな、なまはげの由来を少し考えてみましょう。

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なまはげの由来や歴史について

なまはげの由来は妖怪等と同様に、民間伝承であるため正確な事は分かっていません。

記録として最も古い文献は江戸時代の菅江真澄の紀行の中に記されているもので詳細な解説と共に絵が残されています。

従って江戸時代には、既に行事として行われていたといわれています。

由来についても、霊場として古くから知られる男鹿の本山・真山で修行していた修験者と見間違えたとされる説や、遠く海上から見ると男鹿が山の様に見えその山にいる山神とされる説や、男鹿の海岸に漂流した外国人を鬼と見間違えた説等がある様です。

様々な説がありますが、どれも情緒溢れる素敵なものです。

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なぜなまはげというのか?

囲炉裏等が関係してくる雪国特有のものであり、なまはげの語源は「ナモミを剥ぐ」という言葉から来ていると言われています。

「ナモミ」とは囲炉裏等で起こる低温火傷の事で、囲炉裏に張り付いて怠けて出来たナモミをなまはげが剥いで回り怠けものを諫めるとされています。

その「ナモミを剥ぐ」が変化してなまはげになったと言われています。

なまはげのイベント紹介

なまはげは古くから続く秋田県男鹿の民俗行事で、大みそかに男鹿市内の80の集落で行われています。

大きな出刃包丁を持ち、鬼の面を被りケラノミとハバキをまとい「悪い子はいねえが~」、「泣ぐ子はいねが~」と叫びながらなまはげが村中を練り歩きます。

そして、一軒一軒に回り子供や初嫁、怠け者等を脅します。家人は正装でもてなし、その年の悪事を反省し酒等を振舞い送り出します。

発祥の地秋田では国指定重要無形民俗文化財として扱われ、なまはげの名が付く様々なイベントも数多く行われています。

人気のところでは「五風なまはげ太鼓ライブ」や自転車レースの「男鹿半島なまはげライド」、みちのく五大ゆきまつりの1つ「なまはげ柴灯まつり」等数多くあります。

それぞれ開催期間は違いますが、どれも人気のイベントになっています。

五風なまはげ太鼓ライブ

公演スケジュール

2016年公演期間は4/23~11/19

休演日/第2・第4月曜日および竿灯期間中の8/3~8/6

会場 男鹿温泉交流会館 五風(男鹿温泉郷内)

時間 20:30~(開場20:00/時間30~40分)料金540円(15名様以上500円)・小学生250円・幼児無料
毎週金・土曜日はふれあい入場無料感謝デー  すべて消費税込

 

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