日本には縁起が良いとされるものがいくつかあります。その中の一つが『だるま』。
政治家の選挙での当選時に、片目にスミで入れる映像がよく流されます。
この様に、今では一般的に願掛けに利用されています。そのだるまを販売する市をだるま市といい、宗派に関係なく日本各地の寺院で行われています。
その中で「日本三大だるま市」と言われているのが、静岡県富士市の「毘沙門天大祭だるま市」、東京都調布市の「深大寺だるま市」、群馬県高崎市の「高崎だるま市」です。
中でも、福だるま発祥の地として知られている高崎少林寺達磨寺のだるま市について説明します。
高崎だるま市の日程やアクセス方法
■2017年少林山七草大祭だるま市
・開催場所/少林山達磨寺(群馬県高崎市鼻高町296番地)
・開催期間/平成29年1月6日(金)~1月7日(土)【雨天決行】
■アクセス
※電車・バスを利用の場合
・JR信越本線「群馬八幡駅」徒歩15分
・上信電鉄上信線、JR上越・北陸新幹線、高崎線、上越線、信越本線「高崎駅」-群馬バス【臨時】「高崎駅西口」~「少林山」25分 バス停5分
※乗用車利用
・「高崎駅」-タクシー20分(料金は3,000円前後、交通事情により変えあります。)
・関越自動車道「前橋I.C」約20分・「藤岡I.C」約30分
・上信越自動車道「高崎I.C」約30分・「松井田妙義I.C」約35分
・駐車場有り【有料】(周辺にも有料駐車場があります。1日/1,000円前後)
高崎だるま市の見所は?
毎年1月6日、7日に夜通し行われる行事で、正式名称を「七草大祭だるま市」と言います。
7日は達磨寺を開山した心越禅師が中国から招来した日と言われており、その日を祝い境内から参道にかけて約300軒ものだるま店が並びます。
7日当日の午前10時からは世界平和を祈願する大般若経六百巻の転読法要が行われます。
どんな目に合っても七転び八起きで、困難を克服した達磨大師の精神が生かされています。
古いだるまの処分方法は?目の入れ方は?
古いだるまは基本的に、寺社に供養料を供えご供養してもらいましょう。
地元の神社で、どんど焼きを行っている所があればそこでお焚き上げしてもらうのも良いでしょう。
達磨寺でもお焚き上げは行っていますが、このお寺で購入したものに限ります。だるまの目は左目が東、右目が西と言われ、物事は東より生まれると言う事で左目から入れるのが一般的です。
今では願掛けを中心に使用され、願いをお願いする時に片目を入れ、願いが叶った後もう片目を入れます。目を入れる順番もこだわらなくなり、選挙の時は、右目から入れる事が多い様です。
まとめ
日本三大だるま市に数えられる高崎のだるま市。
毎年1月6日と7日の二日間昼夜通して行われます。
本番は7日で様々な行事で盛り上がりますが、6日も前夜祭として多数の露店で賑わいます。
観光客も2日間で十数万人を数える、今では上州の地群馬県に欠かす事の出来ない行事になっています
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