「悪い子はいねがー泣ぐ子はいねがー!」で知られる秋田のなまはげ。
大人になってからなまはげがたくさんいる男鹿のなまはげ館に行きましたがアレは怖い。
いつも見ている赤い顔の鬼だけではなかったので子供でなくともなまはげの顔によっては大人も泣くぞと思いました。
ちなみになまはげも国の重要無形民俗文化財に指定されています。
大晦日から正月にかけて子供やお嫁にきたばかりの女性を脅かして訓戒を与える鬼。
その由来は諸説ありますが、面白い由来をひとつ紹介。
農家の暇な時期に怠け過ぎている農民に喝を入れるために役人が鬼に扮したのが始まり…って役人も困っていたのでしょうね、こんな策を練るなんて…。
これが始まりなら怖さは少し減りますね。
なまはげ柴灯(せど)まつりの日程や会場の案内
なまはげ柴灯まつりは2月10日の金曜日から3日間、12日の日曜日まで秋田県男鹿市の北浦にある真山神社で催されています。祭り内容は以下の通りです。
住所:〒010-0685 秋田県男鹿市北浦真山水喰沢97
18:20~ なまはげ入魂(参道入口) 18:35~ なまはげ行事再現(神楽殿) 18:55~ なまはげ踊り(柴灯火前) 19:05~ なまはげ太鼓(神楽殿) 19:25~ なまはげ下山(広場・参道) 20:00~ 里のなまはげ乱入(神楽殿・広場) ~20:30 護摩餅配り・記念撮影会(神楽殿前)
20時からの里のなまはげ乱入が気になりますね。これはまた後で説明しますが…。
会場となる真山神社の近くを通るバスや電車はありませんので臨時有料バス・タクシー・車で向かいます。
臨時有料バスには男鹿駅から乗るものと男鹿温泉郷から乗る2つ選択があります。
男鹿駅→会場 (片道)大人300円 子供150円
16時30分発17時15分着 17時50分発18時30分着
温泉郷→会場 (片道)大人200円 子供100円
16時50分発17時10分着 17時30分発17時50分着
どちらも帰りのバスも用意されています。
カーナビご利用の場合「なまはげ館」(男鹿市北浦真山)を目的地にしましょう。
車で向かう場合には駐車場が用意されていますが利用の場合なまはげ柴灯まつり協賛金として1000円の料金が必要となります。
駐車場の予約:実行委員会(TEL 0185-24-9220)
なまはげ柴灯(せど)まつりとは
みちのく五大雪まつりのひとつでもあるなまはげ柴灯まつりは昭和39年に始まった歴史あるまつりです。
真山神社で焚かれた柴灯火と乱舞するなまはげが組み合わさった迫力満点の冬の祭りです。
【第52回なまはげ柴灯まつりダイジェスト版】
なまはげ柴灯(せど)まつりの楽しみ方
なまはげ柴灯まつりの楽しみといえばやはりなまはげを堪能出来るということでしょうか。
あの台詞はもちろんまつりの時間内はなまはげづくしの濃い2時間。
日程を見ても分かる通り、最初の鎮釜祭以降はなまはげが出っぱなし。
「家内安全」「五穀豊穣」を祈ってなまはげが芸を披露します。
最初に行われる鎮釜祭の湯の舞も他では見ることが出来ないだろう少し変わった神事です。
大きな釜に湯を沸かして神官が呪文を唱えながらわらで出来た箒で湯をかき回します。これは海の荒れを鎮めると言われて昔から行われている神事です。
さて、私が気になるといった里のなまはげ乱入。
これは男鹿の市内各地の様々ななまはげが祭りに乱入するとか…つまり私がなまはげ館で見た大人も怖いと思うようななまはげにも出会うのかも…
気になるから是非見てみたいけど、怖い!
まとめ
最後には柴灯火で焼いた大きな餅を切り分けてお土産に渡されます。
これは護摩餅(ごまもち)といって災難除去のご利益があるそうです。
護摩餅はお守りとして持ち帰ってくださいね。食べても美味しくないようです。
この護摩餅(ごまもち)を配ってくれるのもなまはげなので、災難を遠ざけてくれそうですね。
日程に組みこまれた護摩餅と一緒に書かれた記念撮影会はおそらくなまはげと、ということですよね。どんな厄も遠ざけてくれそうで、あと怖くて気が引き締まりそうでこの写真もご利益がありそうですね。
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