「石岡のお祭り」は3日間、行われるのですが、約40万人もの観光客が訪れます。その魅力に迫ります。
山車14台、獅子32台が町中を練り歩き無病息災・交通安全等を願う秋祭りです。
関東三大祭りの1つである「常陸國總社宮例大祭」です。この呼び方わかりますか?「ひたちのくにそうしゃぐうれいたいさい」です。
『石岡のお祭り』とも言われ、こちらの呼び名のほうが呼びやすいですね。ちなみに、関東三大祭りのあと2つは千葉県の「佐原の大祭」と埼玉県の「川越祭」です。
日本にはその地域、地域にお祭りがあります。地元の人たちにとっては、自分たちのお祭りはとても思い入れの強いものだとおもいます。
「常陸國總社宮例大祭」(石岡のお祭り)の由来
「常陸國總社宮例大祭」とは厳格な大祭です。この常陸國總社宮を細かく見てみましょう。
常陸國:
總 社:
創建千年を誇る古社・常陸國總社宮では、1年を通して大小さまざまなお祭りが行われていますが、最も重要なお祭りとされているのが、9月の例大祭です。
地域をあげて祝うため、「石岡のおまつり」と呼ばれるようになったそうです。
県外で働く人たちも、盆や正月に地元に帰ってこなくとも、この石岡のお祭りの時期には帰ってくると言われ、とても思い入れが深く、愛されているお祭りであることが分かります。
由来は簡潔に言うと、天下泰平、国家安穏、萬民豊楽、五穀豊穣等を願う格式の高いおまつりです。
山車14台、獅子32台が町中を練り歩き無病息災・交通安全等を願う秋祭りです。総社宮にいらっしゃる神様を神輿に乗せて街中を練り歩き、その年の年番町の仮後殿(おかりや) に 鎮座させます。
年に一度の神様の大掛かりなおでかけですね。祭りの終わりは、神様は元の場所に戻るため、街中を練り歩きます。
「常陸國總社宮例大祭」の日程
【2020年 開催日】
9月17日(木)神幸祭(ジンコウサイ)
18日(金)奉祝祭(ホウシュクサイ)
19日(土)還幸祭(カンコウサイ)
開催日程は毎年敬老の日が祭り最終日となります。
【会場】
茨城県石岡市総社2-8-1 常陸國總社宮
茨城県石岡市内中心市街地
【会場までのアクセス】
公共機関:JR常磐線 石岡駅西口より徒歩20分(約1.2km)
車:常磐自動車道 千代田石岡ICより国道6号線水戸方面へ3km
- 駐車場は毎年臨時駐車場を用意していますが、どこも満車になります。夕方からお祭りが盛り上がるからと、夕方にゆっくりきたら、もうどこにも停められない・・・なんてことにもなるかもしれません。
- 公共機関を使うほうが断然おススメです。8月に入ると駐車場の石岡市のHPで案内をだします。
- 午後1時~21時まで交通規制がかかり歩行者天国になります。
- 石岡駅付近の駐車場
- 石岡駅付近のコインパーキング
【開始時間】
平成28年9月17日 お祭り初日14:00の花火を合図に神輿の渡御となり、供奉行列を組んで年番町の御仮殿へ向かいます。
開始時間は毎年同じスケジュールで行われます。
【場所取りしたい場所】
石岡駅西口をでて、御幸通りをまっすぐ行くと、T字の通りがあります。そこがメイン通りです。
お祭りの最高潮の盛り上がりを見たいなら、ここの場所で見学するのがおススメです。といっても、絢爛豪華な山車や勇壮な幌獅子など40数台が市中心部を巡行します。
街全体がお祭りムード全開ですから、いたるところで楽しめるかもしれませんが・・・。
「常陸國總社宮例大祭」の年番制度
石岡のお祭りは、年番制度があり、1年交代による年番町を中心に行われます。年番は15年に一度の輪番制です。
年番町に当たる町は、おまつり最終日に前年番町から引継ぎを行い、翌年のお祭り最終日に次の年番町に引き継ぐまでの1年間です。
その間、町ぐるみで神社への奉仕に努めるのだそうです。神輿をかつぐのも年番町の若者の役割だそうです。年番町の担当町は
現在の年番制度は1887年(明治20年)に確立しました。
年番町の順序は以下の通りです。
①金丸町
②守横町
③富田町
④仲之内町
⑤宮下町
⑥青木町
⑦幸町
⑧国分町
⑨中町
⑩若松町
⑪泉町
⑫香丸町
⑬森木町(守木町)
⑭大小路町
⑮土橋町
今年の担当は「宮下町」です。
最後に
関東三大祭りの1つであるお祭りは毎年盛大に行われます。観光客が増えれば増えるほど、祭りの参加者の士気も上がるのかもしれませんね。
私も祭りのあの独特な雰囲気が好きです。祭りの格好に身を包み、颯爽と風を切って歩く開放感がたまらないです。
こういった、石岡の祭りのように大きなお祭りのように見るだけの価値があるお祭りがたくさん全国には多くありますね。
祭りと聞くだけでワクワクするのは私だけではないはず!
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