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正月飾りに赤い実の南天を飾るのはなぜ?縁起がいい理由は?

季節の行事

南天が縁起がいい理由は、「難(なん)を転(てん)じる」という意味があることから

縁起のいい低木として、鎌倉時代の頃から植えられてきました。

江戸時代の頃には、厄除けの低木として広まっていきます。

武士の戦勝祈願などもあり、ゲン担ぎの意味もあったようです。

また、火事の多かった江戸時代には、赤い実が厄除けがあると信じられて、火事を防ぐためのゲン担ぎでも植えられたようです。

新年を迎えるということは、歳神様を家に迎えて、その年の幸せを授けてもらうということです。

そのために12月8日位から家の中が慌ただしくなって来るかもしれません。

家をきれいにしたり、12月29日頃には門松を立てたり、しめ飾りを飾ったり、鏡餅を飾ったりと大忙しのことでしょう。

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正月の花の飾り方は?

お正月くらいはきれいな花を飾りたいという人が多くいると思います。

まず、お正月としてどの花が相応しいかについて考えてみる必要があると思います。

これには基本的なルールというものが明確にはありません。

迷われる方は、その時期になると販売されている「正月花セット」を購入されるのも手であると思います。


正月花を美しく見せるには、花を生ける器も大切になってきます。自分で選びたいというときは、主軸に松を据えて派手すぎない花を添えるのが丁度いいでしょう。

花と器をうまく合わせることで、立派に見えてくるものです。

一般的に「生け花セット」となどについてくるものは、若松」「銀柳」「黄菊」「千両」などです。

普段聞きなれないことばかりだと思いますが、「千両」が赤い実のついた枝であると覚えておいてください。

生け方は、基本的に「若松」を中心にそのよこに「銀柳」を配置して、その前に「黄菊」

と「千両」を並べる形にすると全体の纏まりがよくなります。

「南天」を飾る理由は?

縁起物の植物として飾られることが多いのが「南天」です。それは、「難を転ずる」の意味でつかわれています。

昔から赤い色には厄除けの力があると信じられてきました

厄除けのおまじないだけではなく、腐敗するのを防止する効果が南天の葉に含まれているからなのです。

「南天」は、お祝いごとのお赤飯などにも使われます。

「南天」の葉には、ナンニジンという成分があり、それが赤飯の熱と水分によってチアン水素を発生させます

そのチアン水素に腐敗を抑える作用があります。

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「南天」は昔から、厄除けとしても生薬としても、大切な植物だったということです。これが「南天」が使われる大きな原因だと考えられています。

 

今では、南天の盆栽などもあるようですね!

花を買う時期やアレンジについて

花素材を買う時期は、一般に12月28日から12月30日頃です。避けたい日は29日です。9は苦、二重苦ともいわれていますので注意してください。

正月の主役に相応し花といえば、松竹梅、他に百合や千両があります。

 

 ◎正月ふさわしい花の名前と意味
①「松」は、長寿・健康のシンボル。我が家に神様を迎えるために門松を飾ります。

②「竹」は、そのまっすぐ伸びる姿、暴風・嵐でも倒れないそのしなやかさが縁起の良いものとされています。

③「梅」は、寒い時期から一番に咲き始める花で繁栄の意味があります。

④「菊」は、重陽の節句(9月9日)に不老長寿があると信じられています。できるだけ華やかなものを選びましょう。

⑤「千両」は、その名前からして景気の良い花でお祝いによく使われます。

⑥「南天」は、赤い実をつけた枝はすごく縁起がいいです。難を転じて福をなすといわれています。

 ここまで大雑把ですが花の意味を知って頂けたと思います。花の意味を知るとそのアレンジの構想は具体的になってくると思います。

普段から生け花をしている方は、今の時代少ないと思います。勇気を出して、生け花に自己主張があるように生けてみましょう。

 

 ◎花をいけるコツ
①花が素敵な顔に見えるように生けましょう。

②同じは花が何本も並んでいると見るほうは飽きがきますので、奥行きをつけるようにしましょう。

③いけ花の下の部分に千両を配置すると華やかさが出ます。

④曲げてしまうという手もあります。

⑤松は倒れないようにしっかりと立てることです。

これらのことに気を付けて挑戦してみて下さい。

 まとめ

 

お正月は、おめでたい時期でありますが、その準備がいろいろと大変だと思います。

現在では、共働きのお宅が多いせいか、お正月を家でやらず、スキー場、温泉地、ホテルで迎える方が多くなって来たとも聞いています。

自分の家でお正月をするとき大切なのは、お正月の生け花も含め、その家庭らしさを出すことだと思います。

 

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