ひな祭りは女の子の成長を祈る日で、もともとはママゴトのような遊びから始まり徐々に今のような行事になっていったと言われています。
ひな人形を嫁入り道具として扱う習慣は江戸時代から定着したそうです。
初節句でたくさん集まるご家庭では、やっぱり定番料理でもてなすのがいいでしょうね。
赤ちゃんにも手作りの離乳食でお祝いすると、いい思い出になることでしょう。
初節句のひな祭りの定番料理とは?
ひな祭りのメイン料理は「ちらし寿司」というご家庭が多いのでないでしょうか。
ちらし寿司に含まれる材料(長生き・魔除けのえび、見通しがきくという意味のれんこん、まめに働くという願いから豆)は縁起がいいとして祝いの席でよく用いられています。
またこの他にも卵や三つ葉など彩りもよく春らしいということから定番メニューとなっています。
汁ものとしては「はまぐりの吸い物」が定番です。
はまぐりはもともと対になっている貝でなければぴったりと合わさらないことから仲の良い夫婦を連想し、一生一人の人に添い遂げていくという願いが込められています。
他にひな祭りと言えば「甘酒」と「ひなあられ」、そして「菱餅」。
ひなあられや菱餅のピンクには魔除け、白は清浄・潔白、緑には長寿という意味が込められています。
またそれぞれは四季(ひなあられには黄色もあるため)を表しているともいいます。
これらは災厄を遠ざけて娘が1年、健やかに幸せに過ごせますようにという願いが込められています。
ひな祭りの特別な離乳食レシピ
離乳食でも娘の健康は願いたいし、一緒にひな祭りのごちそうを楽しみたいですよね。
ペーストなど上手く使えば春らしい色合いのひな祭りを演出する離乳食を作ることが出来るので是非参考にしてください。
●離乳食初期「ひな祭り粥」
用意するのは10倍粥とトマトペースト、キャベツペーストと粉ミルク。
トマトペースと粉ミルクを混ぜて桃色のペーストを作ります。
器に粥をもった上の真ん中に桃色ペーストをのせます。
竹串などを使い、桃色ペーストを花の形にのばしていきます。
あとは空いている箇所にキャベツペーストをちょっとずつ飾りつけます。
●離乳食後期「ひな祭りちらし寿司」
薄切りしたきゅうり、小さく切った人参、それに鮭をそれぞれ軽く加熱します。
人参は加熱後に花やお好きな形に型抜きすると仕上がりが可愛いです。
鮭は軽くほぐします。錦糸卵も作っておきます。
器に軟飯を持ったらそれぞれをバランスよくもっていきます。
人参にはのりで顔を作ってあげるのもいいですね、きっと喜びます。
●動画で紹介
動画でも分かりやすく説明しているものがありましたので紹介します。これを習得したら他の離乳食にも応用出来そうですね。
離乳食 ひなまつり3色ご飯【動画でわかる!和の離乳食レシピ】
初節句の食事会の日どりはいつがいいのか?
初節句と言っても主役のお子さんの健康を第一に考えましょう。
必ず行わなければいけないという訳でもありませんし、まだ生まれたばかりであればお宮参りなど優先させたい行事ももちろんあります。
このように子供の負担を考えて桃の節句、ひな祭りなどは無理に行わず翌年を初節句として行う家庭がほとんどです。
初節句の祝いの席には両親や祖父母などを呼ぶのが一般的です。
この席には生まれた時にいただいたお祝いを返すという意味が込められています。
そのため日取りは3月3日と拘らず皆さんで集まることが出来る3月3日前後から3月中旬の日のいい週末に予定を調整するといいです。
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最後に
地域によっては両親、祖父母以外にお祝いを頂いた親戚や近所の人も呼ぶことがあるそうです。
子の成長を祈る初節句、皆で揃ってお礼と祈りと成長を見届ける良い機会なのですね。
最近では仕事で忙しいお父さんお母さんが増えているため家ではなくお店を予約して初節句を祝う家庭も増えています。
無理なく、両親と子供揃って初節句を過ごして下さいね。
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