雨水(うすい)の日に雛人形を飾るのはなぜいいのか?しまうのはいつがいいの?

二十四節気の2番目にあたる「雨水(うすい)」

例年2月19日頃から約15日の期間を雨水と呼び、特にその初日のことを指します。

2017年は2月18日が雨水、3月5日までの啓蟄(けいちつ)までとなっています。

雨水(うすい)の日に雛人形を飾るといいとされていますが、なぜでしょうか?

その辺を見ていきましょう。

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雨水の意味は?

「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水なれば也」

暦便覧の雨水の欄にはこうかかれています。

地方によってはまだまだ雪が厳しい時期ですが、

この時期「冬の間に積もった雪が春に近付き溶けて水になり、水が蒸発して空に昇り、雨となって地上に降る」ことから雨水と呼ばれるようになったそうです。

雨水の時期に降る雨は「春の雨」と呼ばれ、冬と春の変わり目を意識していることが分かります。

昔はこの雨水を境に農家の人たちが農作物の準備にかかり始めたそうです。

雨水に雛人形を飾るといいのはなぜ?

雨水の期間の間に行われる3月3日の「ひな祭り」。

皆さんのお家では雛人形はいつから飾りますか。

雛人形をしまう時期はよく知られていますが、飾り始める時期ってあまり知らない方が多いのでは…

年中雛人形を出している実家で暮らしていたから私以外はそうでもないかな?

雛人形を飾る時期は「雨水の日」がいいと言われています。

水は日本の神話では生命を育み育てる根源とされ信仰されていました。

日本の水の女神罔象女神(みつはのめのかみ)は子授けや安産の神として崇められていることから、水は母神と考えられていたそうです。

そのため、この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれる、ご利益があると雨水に飾られるようになりました。

雨水に飾れない場合、早ければ節分後の立春、または大安の日がいいとされています。

遅くてもひな祭りの1週間前に飾ります。

前日に飾るのだけは絶対に避けましょう。

前日に飾ることを「一夜飾り」といって縁起が悪く、嫁に行き遅れると言われています。

雛人形はいつしまうのがいいのか?

私は「ひな祭り」は飾るのは3月3日までですぐにしまわないと、嫁に行き遅れると教わりましたが、それは間違いです。

正確には間違いではないのですが、急いでしまう必要はありません。

ひな人形をしまう時期は啓蟄の日の間がいいと言われています。

季節の節目を超えないように3月中旬までに晴れの日にしまうのがいいそうです。

片づけを急がなくても良いのですが、「早く片付けろ」と言われるのにも理由があります。

雛人形には女の子の厄を引き受ける役目があります。そのため厄を遠ざけるために片づけた方がいいとされているのです。

またいつまでも飾り続けると「いつまでも片づけないだらしない子は嫁に行く先がないよ」というしつけの意味で広まったとされ、それが現在「嫁に行き遅れる」だけが残っているようですね。

お内裏様とお雛様を後ろ向きにしまうことで「帰った、眠った」とする地域もあります。

もしも片づけるのが遅くなってしまったときは後ろ向きにしまうといいでしょう。

 

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最後に

言葉遊びから「娘が早く片付く=結婚出来る」という願いも雛人形の片づけには込められているそうです。

実家が年中お雛様を飾っているのは「娘が嫁ぐのは寂しいから片付きませんように」という願いなのだと前向きに解釈しておこうと思います。

ちなみに年中飾っても厄が訪れるとかそういう不幸はなく、人形が褪せやすくなるくらいの悪影響しかないようです。

でも年中出ていると飾る楽しみがいつまでも味わえないという難点も…やっぱりイベントとして楽しむのならしまうのが良いのかもしれませんね。

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