学生の頃は告白だー友チョコだーと楽しげに騒いでいましたが、大人になった私はちょっと憂鬱…。
義理とは言え女性の先輩が会社の男性陣にチョコを贈っているのを見ていると、貰っても複雑そうな男性陣の顔を見ながらも後輩があげない訳にもいかない。
でも学生の頃と違って駄菓子のような安いもので終わらせる訳にもいかない。
常にお財布が薄い私には2月は地獄のようでした…。
バレンタインデーの日本での始まりや起源は?
さて、そんな喜怒哀楽が混ざったバレンタイン。
日本ではどうやって始まり、広まったのでしょう。
日本のバレンタインはお菓子メーカーが広めたということはよく聞きます。
1932年、各製菓会社がバレンタインチョコレートなるものを販売し始めました。
しかし、当時はバレンタインというイベント自体あまり知られていない上にチョコレートが高価なもので購入する人はあまりいませんでした。
そこで数社が販売戦略として「バレンタイン」=「チョコを贈る日」なのだと宣伝を始めました。
これは数社が同時期に始めたので起源はどの会社とは決められないそうです。
高価であること、また貞操観念が厳しいという時代背景からか、初めは夫婦にターゲットを絞って販売されていました。
少しずつ若い世代の人も広まり徐々に恋人未満の男性に贈るものという認識になり、親しい友人、知人に贈ってもいいものと変化していったようです。
今は恋人、告白相手に贈る「本命チョコ」の他に「義理チョコ、友チョコ、自分チョコ、逆チョコ」と様々…自分チョコって…わざわざ名称つける必要ありますかね…。
世界のバレンタインデーはどうなの?
バレンタインが始まった当時のローマでは、2月14日は家庭と結婚の女神ユノの祝日で、翌日の15日にはルペカリアの祭りが始まる日でした。
このお祭りでは女性が名前を書いた札を作り、男性がその札を引いてパートナーを作り祭りの期間中一緒にいることと決められていました。
このパートナーがきっかけにそのまま恋愛に発展し結婚したカップルは数多くいたそうです。
しかしこの時、ローマ帝国は家に帰りを待つ恋人や妻が居ては戦う士気が下がってしまうと結婚を禁止してしまいます。
そんな中、バレンタインという司教がこっそりと若者の結婚の儀式を行ってあげたのです。
これがローマ帝国に知られ、バレンタインは祭りの前日2月14日に処刑されてしまいます。
これが世界のバレンタインの始まりです。
世界ではこの日、恋人だけでなく親しい人や大切な家族に花・お菓子・カードなどを贈っています。
最近の日本のバレンタインデーの傾向は?
最近の日本のバレンタインは恋人同士の愛の確認、なんてロマンチックなものではなくイベントとしての存在を重視しているようです。
最近のバレンタインで一番人気なのは「家族チョコ」、お父さんにあげる人が年々増えているそうです。
続いて「自分チョコ」「本命チョコ」という順に用意する人が多いみたいです。
自分チョコが多いのは少し意外。
自分チョコの予算も本命チョコとそれほど差がない金額で用意するみたいですので毎日仕事や学校、家事を頑張っている自分にご褒美をあげようという感覚なのでしょう。
店頭に行けば人にあげるものを選んでいるのにいつの間にか「これ食べたいな」と自分の好みを目で追ってしまうのでこれが2位についたのはなんとなく納得です。
さて、予算が出たところで全体のバレンタインにかける金額を見ましょう。
平均予算は2515円。本命には3461円。義理チョコでも1000円超え。
最近は菓子業界だけでなくファッションブランドもチョコレートを手掛けていることもあって予算は上がっている傾向にあります。
普段自分では買わないもの、普段食べられないものを選ぶと予算が上がっても致し方ないのかもしれません。
そのおかげもあって様々なチョコレートを見て楽しみ、味わうことが出来るのでプラスマイナスゼロなのでしょう。
値段が上がっているということは、手づくりをする人も減っているのでしょうか。
いや、ラッピングの材料費などを考えれば購入するのとそれ程変わらないのかもしれませんね。
最後に
最初は「自分チョコ」なんて名前をつける意味…とか思ってしまいましたが、自分へのご褒美という言い訳をつけられるのなら私も思い切って今回は「自分チョコ」買おうか迷い中です。
皆さんは「何チョコ」用意しますか?
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