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相撲の番付編成会議とは?メンバーは誰がやるのかなどを大調査!

相撲

どもっ。相撲好きな管理人です。本日は、番付編成会議について詳しくみて行きたいと思います。

番付編成会議で次の場所の番付を決めるのですが、メンバーは誰がやるのかや、いつやるのかという疑問がふつふつと湧いてきたので、調べてみました。

力士にとっては、番付の何枚目にいるのかはとても大事なことで、ある意味人生がかかってると言っても過言では無いでしょう。

成績がよくても思ったように上がれなかったり、悪かったのに予想以上下がらなかったなどのこともあります。

これは、運がいいとか悪いとかの話になってきます。各新聞社などのメディアも次の場所の番付予想を出しますが、全てを的中させるのは難しいようです。

特に、十両に上がる力士と、落ちる力士には大きな問題です。十両は月給100万円なのに、幕下以下は給料なしです。

その他にも十両に上がると対応が違ってきますので、番付で人生が変わってくると言っても過言ではないと思います。

「番付が一枚違えば家来同然、一段違えば虫けら同然」という言葉が相撲の世界には、古くからあるようで、相撲部屋でも、番付が一枚違うだけで、風呂に入る順番や食事を食べる順番が変わってきます。

力士にとっては、何としても上に上がりたいことでしょう。とにかく、十両以上にはなりたいと思っているはずです。

そんな大事なことなので、番付編成会議では真剣に頭を悩ませながら、決めていくことでしょう。たぶん!

そんなことで、番付編成会議について一緒にみて行きましょう。

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番付編成会議とは?

番付編成会議とは、本場所が終わるとその成績によって、次の場所の番付を決める会議のことを言います。

力士の世界では番付がとても大事で、全てです。

番付によって、地位も収入も名誉も変わってくるため、それを決める番付編成会議は非常に重要なものです。

早速、その内容を見ていきましょう!

番付編成会議のメンバーは誰がやるのか?

番付編成会議を行うメンバーは次の通りです

  • 審判部部長:1名
  • 審判部副部長:3名
  • 審判部委員:20名
  • 監事:3名
  • 行司:5名(書記として参加で発言は出来ない)

審判部の部長が議長として、会議をしますので、部長の意見が強くなるようです。なので、部長の部屋の力士やその一門の力士が少し有利になることもあるかも知れません。

2018年3月に決まった審判部の一番下に、審判部年寄という位置に貴乃花がいます。一番下では、発言は出来るのでしょうか?

番付編成会議はいつやるのか?

番付編成会議は本場所が終わってから3日以内にやる、と決まりがありますが、最近では本場所後の水曜日にやることが多くなってます。

ここで決まった新しい番付はこのメンバーだけの極秘にされて、発表は次の本場所の13日前に発表します。

1970年から13日前になったのは、月曜日だと比較的に新聞のスポーツ面で取り上げてもらえるからのようです。

しかし、日曜日にスポーツで大きなニュースなどがあると、霞んでしまうこともありますね。

番付は極秘となっていますが、新横綱や新大関、新十両が決まった時は、当日に発表します。

これは、化粧廻しを用意したり、各方面に挨拶に行ったりと忙しくなるからのようです。

新横綱や新大関の昇進は、マスコミも注目しますから、即日に発表します。また、「謹んでお受けします」の口上を述べたりするので、準備がありますからね。

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番付の決め方

番付は次の表にしましたが、10種類あります。力士なれば、誰も関取を目指します。そして、一つでも上に上がれるように、日々の稽古に励んでいます。

関取になると、給料が出たり、廻しやさがりが変わったり、土俵入りがあって化粧廻しがつけられたり、付き人がついたり、移動が車でできたりと様々ないいことがあります。

階級

 

横綱

 

大関(三役)

幕内、関取

関脇(三役)

小結(三役)

前頭(平幕)

十両

関取

幕下

力士養成員

三段目

序二段(取的)

序ノ口(取的)

次に番付の決め方について見て行きたいと思います。相撲ファンのあなたならお分かりでしょうが、番付は勝ち越せば上がるし、負け越せば下がりますね。

基本的には、勝ち越し一つで番付も一つ上がり、負け越し一つで一つ下がるのが基本的な、番付の決め方です。

しかし、他の力士の成績によっては、そのように行かないのが実情です。この辺は運がいいとか悪いとかの話になってきます。

例えば、前頭筆頭で8勝7敗で小結になれると思ったのに、小結と関脇が4人とも勝ち越せば上がれないのです。

関脇2名と小結2名と決まっているので、上がれません。運が悪いので次の場所また頑張るしかないのですね。

9勝や10勝すれば3枚ぐらい番付が上がることもあります。また逆に9敗や10敗すれば、3枚から5枚ぐらい下がります。

特に番付が大事なのが、十両か幕下なのかが大事ですね。何と言っても給料が十両はひと月100万円なのに対して、幕下では給料は出ませんが、手当がひと月7〜8万円ぐらいしか出ません。

この辺の勝ち越しと負け越しは力士にとってはとても大事なことです。

 

そんな、番付による給料の違いについて書いた記事がありますので、参考にしてください。

相撲の番付ごとの給料格差に驚愕した!その違いを解説します!

横綱の番付の決め方

横綱の昇進を決めるのも、番付編成会議です。

 

横綱昇進条件

・大関で連続優勝または準ずる成績

連続優勝ならわかりやすいのですが、準ずる成績が曖昧なので、番付編成会議でも揉めることがあるようです。一般の私たちもわかりずらいところです。

以前は昭和62年の大乃国が横綱になるときまでは、連続優勝ではありませんでした。これが覆されたのが、双羽黒が一度も優勝してないのに、横綱に昇進して、わずか8場所で廃業になった事件がきっかけでした。

双羽黒の廃業について書いた記事がありますので、参考にしてください。

横綱の昇進の条件について!双羽黒廃業事件依頼厳しくなった理由とは?

その後、平成2年の旭富士の連続優勝での横綱昇進以来、平成24年の日馬富士まで7人の横綱が連続優勝での昇進でした。

そして、平成26年の鶴竜が横綱昇進したときは、優勝決定戦に敗れて準優勝の後、優勝して横綱になりました。これがいわゆる、準ずる成績ということで、連続優勝の歴史が終わりました。

そのあとの、稀勢の里も優勝一回での横綱昇進です。稀勢の里は前の年の年間最多勝利をあげていることが、昇進の決め手にもなりました。これも、準ずる成績です。

このように、二人の横綱が続けて、連続優勝ではないので、今後も準ずる成績で横綱が誕生する可能性が高くなったようです。

管理人としては、強い横綱ならどんどん増えてもいいと思いますがね。

大関の番付の決め方

大関の昇進を決めるのも、番付編成会議です。

基本的な昇進条件は以下の通りです。

大関になる最低条件とは?

・三場所連続で小結か関脇にいる事

・三場所連続で10勝以上あげる事

・三場所の合計が33勝以上ある事

これも、厳密な決まりではなく、これに準ずる成績ということになっています。なので、この条件に該当しなくても、大関になることはあります。それは、番付編成会議で審判委員の話し合いで決まります。

このような最低条件に近い力士がいるときは、スポーツ新聞やテレビのスポーツ番組が、大関昇進だろうと、予想をして報道します。当たればいいのですが、稀に外れて見送りなんてこともあるので、予想は難しいですね。

そんな、大関昇進について詳しく書いた記事がありますので、参考にしてみてください。

大相撲で大関になる条件とは?過去に特例で昇進した力士とは?

関脇、小結の番付の決め方

関脇、小結の番付の決め方は、その時の関脇、小結が負け越さないと昇進はできません。

関脇2名、小結2名と定員が決まっているので、勝ち越すとそのまま残ります。負け越して、席が開けば、小結の勝ち越し力士が、関脇に、前頭筆頭力士が小結に、と一つ上がります。

稀にですが、前頭3枚目あたりで、12勝したりすると、前頭筆頭の8勝の力士を飛び越す場合もあります。

大関は一度の負け越しでは、カド番になり陥落はないのですが、関脇、小結は一度の負け越しで、下がってしまいます。なので、力士は必死で勝ち越しを目指しています。

 

ここまで、番付の決め方について見てきましたが、番付の話のついでということで、番付に関する豆知識も調べてみましたので、良かったらお付き合いください。

番付に関する豆知識

番付は誰が書くのか?

番付を書くのは、行司の仕事になります。若手の行司が担当しますが、そう簡単にはかけないので、修行に7年〜10年はかかると言われています。

相撲の文字は「根岸流」という書体です。根岸流とは江戸文字の一種で、歌舞伎の勘亭流」や落語の「橘流」などの流派が江戸時代にはありました。相撲字とも呼ばれています。

相撲字で番付に書く四股名は、枠一杯に隙間なく書くのが特徴です。それは、客が「隙間なく見に来る」ように願をかけたことからです。

四股名を書くことでも、満員御礼を願っていたようですね。

 

番付表の四股名は、横綱から下に行くにつれて、だんだん文字が小さくなります。序の口あたりでは、虫眼鏡がないと見えないくらい小さい文字です。これは、早く出世して番付表に大きな文字で書かれるように、稽古に励もうという意味もあるそうです。

番付表を通販で買うには?

番付表を通販で買うには、相撲協会の通販サイトから購入できます。

日本相撲協会公式販売店http://sumo.kk-rtp.co.jp/

1枚55円ですが、送料がかかります。

・四つ折りで発送:250円(20枚まで)

・折らないで発送:600円

どうしても折らないで送って欲しい時は、655円になります。

その他、両国国技館でも販売しています。直接行けば、55円で買えます。折らない番付表が買えます。

地方場所の時は、その会場で買えますが、地方場所開催の時も、両国国技館では販売しています。

また、ベースボールマガジン社の『相撲』という雑誌に、付録として番付表がついてきます。本場所が始まる直前に発売される号についています。これは折ってありますね。

下の画像はamazonの3月号のリンクです。

 

来場所の番付の予想をする

もし、相撲ファンで時間がありましたら、来場所の番付の予想をしてみませんか?なかなか全部を的中するのは難しいですよ。

予想するときに、審判部の部長や副部長の部屋の力士が誰なのかも重要になってきます。やっぱり、自分の部屋の力士は上がりやすいようですね。憶測ですが。

管理人もたまに予想しますが、難しいです。上位の方は当たるのですが、そのほかは当たらないですね。

大相撲 番付 予想で検索すると、いろんなサイトが予想をしていますが、みんな若干の違いがあるようで、どこが当たっているのかが気になったりします。全部は調べませんがね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。番付編成会議についてみてきましたが、力士にとっては、番付が一つ上がるのも、一つ下がるのもとても大事なことです。

審判部の委員の方も、みんな元力士なので、その大事なことは重々知っていますので、そう簡単には決められないでしょう。微妙な時は悩むことと思います。

番付編成会議で決まった次の場所の番付は、極秘にされて絶対外部に漏れないようにしているようです。今まで漏れたことは無いようですね。

横綱や大関に昇進するのはそんなにありませんが、十両に上がる力士は毎場所いますので、その発表は、毎回やりますね。しかし、スポーツニュースではあまり大きくは取り上げられません。話題の力士の昇進の時だけですね。

その他、番付に関する豆知識もみてきましたが、行司の書いている番付表の相撲字も見事なものです。習得するのに10年近くもかかるとは、行司も大変な仕事ですね。

ちなみに、場内アナウンスも行司がやっているので、土俵で力士をさばくまでには色々とやることがあるようです。

 

行司の給料や仕事について書いた記事もありますので、参考にしてみてください。

行司の給料や年収はいくら?裏側を調べてみたら意外な仕事もあった!

 

 

 

 

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