大関になるための条件って知ってますか?私はなんとなくしかわからず、妻に聞かれたのですが答えられなかったのです。そんな時はすぐにググって調べます。ヤフーでググったりもしています。
調べてみると、最低条件と言うものはあるようですが、きっちりと決まってないようなんですね。日本相撲協会のその時の役員さんが決めるようで、そこにいた方の意見で決まるようです。
ある意味なんとなくで決まっているのかも?そしたらやっぱり好き嫌いもあるのかもしれませんね。私が役員だったらあるかな?
まーそんな感じで、最低条件はあるようですが、例外もあったりしますのでその辺を調べて見ましたので、参考にして見てください。ちょっとした相撲雑学ですが知っていると、見ていて面白くなりますよ。それでは、大関になるための最低条件を見ていきましょう。
大関になるための最低条件とは?
結論から言いますと、日本相撲協会ではきっぱりとした決まりがあるわけではないと言っています。明確には決まっていないので、時には例外も出るよと言うことでしょうか?
しかし、過去の事例からや専門家の意見などで、大関になる最低条件と言うものが言われています。
大関になる最低条件とは?
・三場所連続で小結か関脇にいる事
・三場所連続で10勝以上あげる事
・三場所の合計が33勝以上ある事
これが専門家などが言われている、最低条件ですがこの成績に準ずる成績の時には大関に昇進しています。
過去の事例で特例や微妙なものです。平成に入ってからのものだけを取り上げています。
平成11年の千代大海は三場所の合計が32勝でしたが、大関直前の場所で優勝しているので、大関に昇進しました。また、この時は大関が二人しかいなかったこともあるようです。
平成24年に大関になった稀勢の里も三場所の合計が、32勝でしたが横綱を破っているので、大関に昇進しても勝てると見込まれて昇進しました。
平成26年に大関になった豪栄道は三場所の合計が32勝で、しかも二場所前が8勝だったので、大関昇進に疑問の声が上がりましたが、日本相撲協会は特例もあるとのことでした。
2015年 照ノ富士 前頭2枚目8勝7敗 関脇13勝2敗 関脇12勝3敗(優勝)
【33勝】
平成27年に大関になった照ノ富士は三場所まえが前頭2枚目で8勝7敗でしたが、大関直前の場所で優勝しているのと、33勝あげているので、大関に昇進しました。
その他ですと、白鵬と把瑠都が三場所まえが9勝でしたが、三場所合計が35勝あげているので、大関に昇進しています。
何れにしても、きっちりと決まっているわけではなく、優勝があったり横綱を破ったり35勝か36勝あげていれば、大関に昇進するようですね。
平幕で三場所の合計が33勝の力士がいた
平幕で三場所の合計が33勝をあげたのは、嘉風ですが当然大関に昇進はありませんでした。
2015年の嘉風の成績
- 前頭14枚 10勝5敗
- 前頭8枚 12勝3敗
- 前頭筆頭 11勝4敗
33勝あげましたが、大関に昇進はありませんでした。平幕の下位の方の時は横綱や大関との対戦が少ないこともあるようです。しかし、嘉風関は前頭筆頭の時には、横綱二人と大関二人から勝ち星をあげていたので、そのあとの二場所で33勝あげていれば大関になれたかもしれませんでした。
嘉風のその後の成績(2016年)
- 小結 8勝7敗
- 関脇 8勝7敗
- 関脇 4勝11敗
- 前頭筆頭 7勝8敗
と言う成績で残念ながら大関にはなれませんでした。まだこれから大関になるかもしれませんので、応援しています。
嘉風の取り組みは早い動きが特徴の押し相撲は、見ている観客が喜ぶ相撲なので、人気がありますね。身長も176センチとそれほど大きくないのに、大きな力士の中に入り早い動きで、倒すところなどは、見ていても頼もしいものですね。
2017年で35歳と若くはないが、まだまだ早い動きの相撲を見せているので、まだまだ頑張って欲しい力士の一人です。
大関になれそうでなれなかった事例
先ほど紹介した、最低条件に達していないが特例で大関になったケースを紹介しましたが、同じような結果で特例が適用されずに、大関に昇進できなかった力士も何人かいました。
平成に入って以降の事例の紹介です。
1992年 貴花田 小結8勝7敗 小結14勝1敗(優勝) 関脇10勝5敗 【32勝】
この時の貴花田は33勝には行かなかったが、優勝がありましたが大関昇進が見送られました。しかし、この次の場所で11勝4敗で大関昇進しています。
この時の若ノ花も34勝あげていて、優勝もしているのに大関昇進が見送られました。やっぱり三場所前が前頭三枚目だったからでしょうかね。しかし、この次の場所で13勝2敗で準優勝をして、大関になりました。
この時の武双山は三役にはいたけど、32勝だったし優勝がなかったから見送られたのでしょうかね。横綱に勝っていなかったのかもしれませんね。
2002年 琴光喜 前頭2枚目13勝2敗(優勝)関脇9勝6敗 関脇12勝3敗
【34勝】
この時の琴光喜も、34勝していて優勝もしているのに、三場所前が前頭だったことから大関昇進が見送られました。
2005年 琴欧洲 前頭5枚目10勝5敗 小結12勝3敗 関脇13勝2敗(準優勝)
【35勝】
この時の琴欧洲も三場所前が前頭と言うことが理由でしょうね。琴欧洲はこの次の場所で、11勝4敗をあげて大関昇進しています。
2006年 雅山 小結10勝5敗 関脇14勝1敗(準優勝)関脇10勝5敗
【34勝】
この時の雅山は大関陥落してからの、再挑戦でした。34勝していて三役にいて準優勝もしているのに見送られたのは、この時に大関が5人いたからと言われています。雅山は惜しかったですね。
この時の把瑠都は二場所前が9勝だったことで、昇進できなかったようですね。しかし、この次の場所で14勝1敗で大関昇進しています。
この時の琴奨菊は三役で10勝以上でも33勝に届かなかったために、見送られましたね。この次の場所で、11勝4敗で大関昇進しています。
最後に
いかがでしたでしょうか。大関になる条件を色々と見てきましたが、確かに明確な決まりはないようですね。きっちりと決めない方が、ハラハラして面白いのかもしれませんね。
32勝で大関になる力士とならない力士がいたり、三場所前が前頭で大関になる力士とならない力士がいたりと、色々とあるようです。日本相撲協会のその時の幹部によっても変わってくるかもしれません。
もう一度大関になるための条件を簡単にまとめると
三場所前が三役、10勝以上、33勝でしたので、これを覚えていると大関候補がわかってきますね。雅山が大関になれなかった理由に、大関が5人いたからと言うのがありますが、もっと多くてもいいような気がしますが、あまり大関が多いと大変なこともあるのでしょうか?
そんな疑問を抱いたのでちょっと調べて見ますので、またこのブログにお立ち寄りください。よろしくお願いします。
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