どーも、管理人のさぶです。よく和食屋さんの玄関先に盛り塩があるのを見たことがありますよね。あれはなんのために置いているのかって、疑問に思ったことはないですか?
管理人はなんでだろうと思ったので、ちょっと調べて見ました。調べて見ると、日本の伝統的な事だったのですね。
また、塩といえば相撲でも塩をまきますね。あれもどういう意味があるのかを調べて見ました。塩をまくといえば、葬式の帰りにも清めの塩をまきます。ついでに調べて見ましたので、少しお付き合いください。
盛り塩の意味とは?
よくお店の前に盛り塩を置いて入るのを見かけますね。特に和食の店に多いように感じます。あの盛り塩はどんな意味があるのでしょうか?
盛り塩の始まりは古代中国の話です。
皇帝がたくさんの女性の中から一晩を過ごす女性を選ぶ風習があり、その時皇帝が乗って入る牛車が止まった家に決めるというものがありました。
そんな時にある女性が牛は塩を舐めたがっていると気づき、玄関の前に塩を盛りました。すると牛が塩を舐めるために、その家に止まりその家の女性が選ばれました。
それから家の前に塩を盛ると縁起のいいことを引き寄せると伝えられました。
日本でも奈良時代の頃から武家屋敷の門の前に盛り塩をして、お清めの意味やいい人を引き寄せる為に置かれていました。
玄関の前に盛り塩をすると、縁起のいいことを引き寄せるという考えから、お店の前に盛り塩を置くと、いいお客さんをたくさん引き寄せるという考えから置かれていたのです。
また、塩は邪気を払うとも考えらてており、嫌な客やセールスなどの悪いものが入ってこないとも考えられています。
いずれにしても商売では、いいお客が来て悪いお客がこないということは、みんな願っていることで、盛り塩でそうなるのならやったほうがいいですね。
盛り塩のやり方
盛り塩のやり方は次の通りです。玄関に塩を置いていい気を入れるのも大事ですが、玄関を綺麗にすることがもっと大事なので、掃除は毎日やりましょう。そうしないと、いい気は入ってこないです。
- 玄関の外に置く
- 玄関の端にふたつ置く
- 天然の塩を使う
- 陶器の小皿を使う
- 三角に盛る
- 1週間に一度は交換
- そのまま捨てるか、水に流す
楽天でも盛り塩を作るセットが売ってますね。
塩は天然の塩がいいです。盛り塩専用の塩も楽天で販売されてます。
トイレの盛り塩はよくないのか?
風水ではトイレに盛り塩を置くといいという考えもあるようですが、調べてみると意見が分かれているようです。
元々のトイレの盛り塩は和式の汲み取り式のトイレに盛り塩を置いて、場を清めたようですが現代のように水洗式トイレでフタもついているので必要ないという意見もあります。
元々水場には盛り塩は置かないほうがいいようです。塩は湿気を吸うのでよくないようです。
トイレは盛り塩を置くよりも、使うたびに掃除をしていつも綺麗にしていたほうが、運気は上がるようですね。後フタは必ず締めることです。
トイレの盛り塩の考えも色々とあるようなので、ご自身が信じる方を選択したほうがいいと思います。
盛り塩をやる意味について見て来ましたが、次の章では日本の伝統でもある塩をまく意味について見ていきたいと思います。
相撲で塩をまく意味とは?
古来より日本では、塩は清めるものとされてきました。けがれた体を清めるために海に入ることもされてきました。
平安時代の頃の相撲は五穀豊穣を占うために、相撲の取り組みが行われていたのです。どっちの力士が勝つかによって、豊作を占っていました。
その神聖な場所を清めるために塩をまくようになったのが、始まりのようです。また、相撲を取ると怪我が多かったことから、土俵を清めて怪我がなくなりますようにと、神に祈りの意味もあったようです。
その他の理由としては、塩が殺菌効果があるために擦り傷などがあった力士に、塩を塗って殺菌していたこともあるようです。
古来の日本では、塩は貴重品で料理には欠かせない大事な調味料でした。味噌や醤油や梅干しなどは塩がないとできませんね。
そんな大事な塩は清めるという意味があったのですね。
さて、そんな相撲で塩をまく意味を見てきましたが、相撲で見応えがあるのが大量に塩をまく力士ですね。その大量に塩をまく力士についてこちらに書きましたのでご覧下さい。
それでは、塩は清めるということを見てきましたので、次は葬式での清めの塩についても見ていこうと思います。
お葬式の清めの塩の意味とは?
お葬式に行くと最後に塩をパッパッと振っておしぼりで手を拭いたりした経験がありますね。また、小さい袋に入った塩が香典返しに入っていて、家に入る前の玄関で塩を振ったりしますね。
清めの塩と呼ばれますが、なぜ塩を振るのでしょうか?
古事記では海水に入って身を清めたとあるように、古来から日本では塩は清めるとう言い伝えがあったようです。
その頃は死体が腐敗しないように、塩で覆って腐るのをを防ぎました。
死を穢れ(けがれ)と捉えていたので、塩は穢れを寄せ付けないで厄を追い払うものとして、葬式の後に塩をまいて穢れを払っていました。
穢れとは亡くなった故人のことではなく、死を呼び寄せた「邪気」のことです。この「邪気」を家に持ち帰らないように、塩で体を清めるということです。
仏教の中でも浄土真宗は死を穢れと捉えていないので、お清めの塩を振ることはしないようです。
清めの塩の振り方
葬儀場で清めの塩がある時は、「肩・背中・足元」に軽く塩を振りましょう。一緒に家族などが入る時はやってもらっても大丈夫です。
家に帰ってから塩を振る場合は、玄関に入る前にやります。同じく「肩・背中・足元」に振ります。家にいる家族にやってもらっても構いません。とにかく玄関に入る前にやることが大事になります。
さて、葬式での清めの塩について見てきましたが、清めの塩を入り口に置くということもあります。次の章では盛り塩について見ていきたいと思います。
ドラマなんかで嫌な客が来て帰った後に「塩まいときな!」ってセリフがありますよね。あれってなんで塩をまくのでしょうか?
理由としては今までの話と同じで、塩でその場を清めるということですね。葬式の後で塩を振るように、穢れや厄を塩を振ることで落とすことができると考えられていました。
塩をまいて悪い厄を落として、運のいい事を引き寄せるという意味もあり、塩をまくようです。未だに「塩まいときな!」ってセリフは見るような気がしますが、それだけドラマではインパクトがあるセリフなので使うのでしょうかね。
管理人は実際に「塩まいときな!」って場面にあったことはないですね。普通はないかな。
まとめ
いががでしたでしょうか。日本の風習の盛り塩と塩をまく意味について見て来ましたが、人間にとって欠かすことのできない、「塩」なのでとても大切に考えられていたんですね。
塩で清めるという考えは、どこまで人類が進化してもなくならないものだと思います。このような日本の風習は残していきたいと思います。
相撲でも塩をまく姿は、相撲観戦の楽しみの一つでもあります。大量の塩をまく力士の時は大いに盛り上がりますね。
また、ドラマの「塩まいときな!」のセリフもインパクトがあるので、ずっと残してもらいたいです。
塩って大事なものだし奥が深いものということが、色々と調べて見てわかったような気がします。
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