ひょっとして、その書き損じた年賀状をそのまま捨ててはいませんか?
書き損じた年賀状(もちろん普通のハガキも)、わずかな手数料で交換してもらえたり、その他にも色々と有効活用ができます。
「1文字間違えた」というだけで、そのまま 捨ててしまう人が、結構多いように思います。
年賀状を書く代わりに電子メールやLINEで新年のあいさつを済ませる人もだいぶん増えましたが、それでも2016年用年賀はがきはおよそ32億枚が発行されました。
そんな中、プリンターの設定ミスや不具合で差し出せなくなったものや、宛名やメッセージを間違えて出せなくなってもの。
あるいはたくさん作りすぎで、出さずに残ってしまった年賀状が出た場合について、その交換方法や活用方法についてみていきたいと思います。
ここでは印刷ミスや書き間違い、印刷や書いたけど出さなかったものをまとめて『書き損じハガキ』と言います。
つまり
・表面(郵便番号や住所)に印刷しているはがき。
・裏面に印刷しているはがき。
・表面、裏面、どちらかに印刷されているはがき。
・表面、裏面、とちらにも印刷されているはがき。
・表面、裏面、どちらにも印刷されていないはがき。
【1】年賀状の種類
年賀状は大きく分けて『お年玉付郵便葉書』と『寄附金付きお年玉付郵便葉書』(寄付金5円付き)の2種類があります。
また一般の『お年玉付郵便葉書』にもキャラクター付きのものや、インクジェット紙などのようにたくさんの種類があり、62円手などの価格で販売されているものもありすべてが52円で販売されているわけではありません。
【2】書き損じや未使用の年賀状が抽選に当選していたらどうなるの?
書き損じや未使用の年賀状が抽選に当選していた場合は、書き損じや未使用に関係なく、景品に引換えることができます。
一等は100万本に一本ですが、10万円の商品か現金がもらえますので捨てないで確認したほうがいいですね。
引き換え期間は、1月中旬から7月中旬までの半年間ですので、切手でも当たったらすぐに交換したほうがいいですね。
そのうちそのうちと言ってると8月になってしまいます。(経験談)
【3】書き損じハガキの交換
書き損じハガキの処理方法として、もっとも一般的なものが郵便局で手数料を支払って交換するというものです。
郵便局の窓口で1枚当たり5円の手数料で以下のものに交換をしてもらえます。
ただし、交換してもらえる金額ははがきに印刷されている料額(現在なら52円)になります。
寄付金付きや特殊用紙の52円以外のものも料額52円での交換になります。
要するに郵便代金分のみが対象になるということですね。
また、料額印面(はがきの料金を表す部分)が汚れていたり、書き損じたものは無効となりますので、注意が必要です。
「あて名不完全で配達できません」と、宛先不明で戻ってきてしまったはがきに関しても、交換ができません。
交換してもらえるものは基本的には以下になります。
・通常の切手(記念切手などの特殊切手は巷間不可)
・通常のハガキ(弔事用切手を含みます。)
・郵便書簡
・レターパックなどの特定封筒
【4】交換したハガキや切手はどうするの?
せっかく、新品のハガキや切手に交換しても、普段は全くハガキや切手を使わない人もたくさんいると思います。
1年1年では大した数ではなくても、何年か貯めると結構な量・金額になっていることもあると思います。
でも、普段使わない人にとっては『宝の持ち腐れ』になってしまいますね。
そのハガキを利用してハガキ懸賞に応募するという楽しみ方があります。
あるいは、近くの『金券ショップ』に持ち込んで換金するという方法があります。
金券ショップでは料額の80%程度で現金で買い取りをしてくれますので、ちょっとしたお小遣い程度になるかもしれません。
何か美味しいものを食べることができるかもしれませんね。
【5】ボランティア・国際貢献活動としての活用
未使用や書き損じの年賀はがきで国際貢献ができます。
「特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会」(シャプラニール)という団体があります。
この団体は1972年に設立された、特定の宗教、政治、企業、団体には属さない、日本の国際協力NGO(Non-Governmental-Organization)です。
ここでは、年賀はがきでできる国際貢献として、未使用や書き損じの年賀はがきを回収しています。
それを郵便局で切手シートに交換したのち、専門業者で現金化し、バングラデシュやネパールに暮らす子どもたちの教育資金としているのです。
また、切手であれば、未使用のものも、使用済みのものも回収して、国際協力活動への寄付にしています。
寄附の方法は手元に余った年賀はがきや切手を、封筒などに入れて同協会に送るだけです。
それだけで途上国で働く子どもたちのサポートができます。
小さなことですがその行動が少しでも貧困国の子供たちを救うことができます。
似たようなサービスを提供している企業や団体は数多くありますので、簡単に気軽にできる国際貢献として一度探してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
年賀状を書き損じたからといってすぐに捨てることはやめましょう。
郵便局へもっていって、かえてもらいましょう。
また、年賀状が抽選に当たっているかもしれません。
身近なことからから年賀はがきの書き損じを寄付することで、国際貢献さえできるのです。
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