こんにちは、相撲好きの管理人です。本日は相撲のまわしについて色々と調べてみたので、みていきましょう。
まわしの締め方なども、全く関係ない方もいると思いますが、ちょっとした雑学として、へーそーやってまわしって巻くんだ!という感じでみていけたらと思います。
お子さんが相撲をやりたいという場合もあるかも知れませんので、知っておいても損はないでしょうね。
ここ最近では、本場所で関取の取り組みを見るときに、まわしがカラフルなことにみんなが気づいていますね。
そこで、疑問に思ったのですが、まわしって何色でもいいのでしょうか?ダメな色とかあるのでしょうか?そんなことを疑問に思ったので、調べてみたということです。
そんな、まわしの色について調べてみると、まわしについてのその他の疑問も湧いてきました。
そんなことで、まわしについての雑学的なことを色々と書いていきますので、一緒にみていきましょう。
相撲のまわしの豆知識あれこれ
まわしに関する、雑学的な豆知識をご紹介します。
まわしの締め方
まわしの締め方のわかりやすい動画を、ユーチューブで見つけたのでご覧ください。
実際の人の取り付け動画と画像と文字で解説しているので、わかりやすいと思います。
ちょっと難しいのは、後ろのまわしを入れるところですね。慣れるとできそうですね。
簡単に解説
- まわしを胸に当てて、股から後ろに回す
- 後ろで三角に折って一周回す
- 一周回ったらギュッときつく締める
- 二周目は前の持っていたものを下ろして後ろに回す
- 後ろの三角に折ったところに下から通す
- 左の下から上に通す
- できた輪っかに右から入れて整えて終わり
これはあくまでもちびっこ相撲のまわしの締め方ですので、大相撲のまわしの締め方は少し違うところがあります。
詳しく図解で解説しているのもが、日本相撲協会でありますので、こちらも参考にしてください。
まわしを締めたりするのは、学生で相撲部に入るとか、力士にならないと経験しませんね。
また手伝ったりということは、お子さんが相撲をやらないとやる事が無いので、覚えても実戦することは、なかなか無いでしょうね。
「締め込み」とは?
十両以上の力士(関取)が、本場所でしめるまわしを「締め込み」と言います。稽古用や幕下以下の力士がつけるものを、まわしと呼んでいます。
また、「締め込み」のことを「取り回し」と呼ぶこともあります。
まわしの色に決まりはあるのか?
最近の関取の締め込みは、カラフルになっていますね。金色やパステルカラーで華やかです。しかし、関取の締め込みも厳密には相撲協会で決められた色があるようです。
関取の締め込みの色は、紺、紫色系統と決まりがあります。
しかし、カラフルな締め込みを着けているのは、相撲協会が黙認しているからです。
相撲協会も決まりはあるけど、華やかだからいいか!みたいな感じで許しているようです。見ている相撲ファンは、カラフルで華やかな締め込みの方がいいですもんね。
幕下以下のまわしは、黒 又は紫系統と決められています。さらに、稽古用と本場所での取り組み用は同じものを使います。記事は木綿です。
稽古場で黒系統のまわしをつけているのは、幕下以下の力士ということになりますね。また一つ豆知識が増えましたね。
そのほかの詳しいまわしの色に関して書いた記事がありますので、参考にして下さい。
まわしは洗濯するの?
まわしは基本的には洗濯をしません。新品のまわしに糊が付いている時に、それを落とすために最初だけ洗濯をすることがあるようです。
洗濯をしない理由としては、洗ってしまうと生地がへたってしまい、土俵で倒れた時に、怪我を防ぐための効果が薄れてしまうという理由があります。
また、ゲン担ぎで洗わないということもあるようです。それは、取り組み中にある「水入り」からきてると言われます。
「水入り」とは、取り組みが4分を越えると、行事が取り組みの中断を力士に促します。そして、休憩をしてからまた同じ体制で、取り組みを再開します。
この「水入り」になるのを嫌って、ゲンを担いでまわしに水を入れないという風習があるようです。
基本的にまわしは使った後は、内側にはアルコール消毒をして陰干しします。使い込んでいくと、自分の体に馴染んできて、締めやすいまわしになるようです。
また、稽古用の木綿のまわしは、汚れてきたりヘタリがひどくなってくると、新品と交換するので、洗濯はしないのです。
本場所の締め込みは、絹の高価なものなので、大切に陰干しをして長く使うようですね。
例外でまわしを洗うことがある
普段はまわしは洗いませんが、例外的に洗うことがあります。それは、相撲部屋の親方が亡くなった時です。
師匠が亡くなった時は、弟子はまわしを洗うという風習があるそうです。
まわしの長さはどれくらい?
まわしの長さは基本的に6メートルから10メートル前後です。ウエストの7倍から10倍ぐらいの長さなので、力士によって多少の違いがあります。
ウエストの大きい力士は必然的に長いまわしを用意します。コストもかかりますが、しょうがないですね。
ちなみに、幅は45センチです。
取り組み中にまわしが取れたらどうなる?
取り組み中にまわした取れて、局部があらわになった時は「不浄負け」になり、反則負けとなります。
その前に、まわしが取れそうになると、行事が待ったをかけて、締め直すこともあります。
「モロ出し」などと言われることがありますが、これは2000年の5月場所で、朝ノ霧が不浄負けで反則負けした時に、スポーツ新聞が見出しに、「決まり手はモロ出し」と書いたことから、言われるようになったようです。
これは、「もろ差し」(自分の腕を相手の脇の下に入れる)という取り組み中の体制の言葉をもじったものと言われています。
また、故意に相手のまわしの前を外すことは、相撲の禁じ手の一つになっていて、反則負けとなります。
相撲の決まり手について書いた記事もありますので、良かったら見に来て下さい。
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廻しに付いている「さがり」について
まわしの下にさがりがついていますね。つけるようになった歴史は、江戸時代の頃は、前を隠すために、エプロンのようなものをつけていました。(化粧まわしの始まりです)
しかし、力士が取り組みの時に邪魔だということで、今のようなさがりになったようです。また、相撲は神事なので、土俵や身を清める意味から、神社のしめ縄から垂れている縄にちなんでつけるようになったとも言われています。
関取のさがりの色は、基本的にまわしと同じ色と決まっています。生地は絹で糊をつけて、ピンっと固めます。
幕下以下の力士のさがりの色は決まりがなく、自由です。結構派手な色のさがりをつけている力士もいます。生地は木綿で糊はつけないので、よろっとしています。
ここでも、関取と幕下以下での違いが出てきましたね。どんだけ〜ってぐらい違いがありますね。
さがりについて、詳しく書いた記事がありますので、こちらも参考にして下さい。
➡相撲の廻しのさがりについて解説!すぐ取れるのはある意味があった!
まわしの値段はいくら?
まわしの値段を調べてみたのですが、幅があるようですので、おおよその値段を書きます。
- 稽古用の木綿の廻し:約1万~3万円
- 締め込みの絹の廻し:約50万~100万円
- 化粧廻し:100万以上
締め込みのまわしですが、後援会やスポンサーなどが作るものには、100万以上のものもあるようですね。
化粧廻しの値段
化粧廻しは上にはキリがないようで、1000万以上のものもあったようです。博多織や西陣織りの手縫いで、制作期間も2~3ヶ月かかるので、高額になるでしょう。
これは、協賛の企業や後援会からの贈り物なので、力士本人が購入するわけではないのですね。
過去に高額だったのが、若嶋津の化粧廻しで、10カラットのダイヤモンドが織り込まれており、時価総額1億5千万円だったそうです。バブル全盛期の頃の話のようです。
デザインなどもロゴやキャラクターを使う時は、許可をとったり相撲協会のチェックもあるので、出来上がるまでに半年から1年ぐらいかかるそうです。
ちなみに、化粧廻しの注文は日本橋三越が受け付けて、全国の職人に依頼するようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まわしについての色々な雑学的なことについて見てきましたが、調べて見るとまわしについても、いろんなエピソードがあるものですね。
- 関取はカラフルなまわしをしているが、実際は決まりがあった。
- まわしは基本的に洗わない
- まわしは6〜10メートルある
- 取り組み中にまわしが取れたら負けになる
- 関取のまわしは結構高い
など、まわしについての豆知識が色々とわかりましたね。次の本場所を見るときは、まわしについての雑学も考えながら見ていくと、一層相撲観戦が面白くなると思います。
少しだけ、一緒に見ている家族にも教えてあげると、みんなで楽しく相撲が見れると思います。
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