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相撲の三賞の賞金はいくらもらえるのか?詳しく解説します!

相撲

こんにちは、相撲観戦が好きな管理人です。本場所が終わると毎回三賞の発表がありますが、どうやって決めているのか?どのような基準で決めているのか?って疑問に思いませんか?

管理人はそのような疑問を抱いたので、調べて見ました。調べてみると、三賞って結構賞金がもらえるのですね。

いつもなんとなく、三賞を見ていましたが、調べてみてわかってくると、発表の前に予想したりして、相撲観戦がまた一段と面白くなりました。

それでは、相撲の三賞について一緒にみていきましょう。

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相撲の三賞とは?

相撲の三賞とは、本場所でもらえる3つの賞です。基本的に横綱、大関はもらえません。それ以外の幕内力士がもらえます。内容は以下の通りです。

・殊勲賞(しゅくんしょう)

横綱、大関や優勝力士を倒したらもらえることが多い。

・敢闘賞(かんとうしょう)

勝ち星が多い力士がもらえることが多い。

・技能賞(ぎのうしょう)

優れた技能で勝ち星が多い時にもらえる。

詳しい内容はこの後解説します。

三賞の決め方とは?

三賞を決めるのは、「三賞選考予備会」と言われるところで、本場所の千秋楽の幕内の取り組みの前に行われます。

選考は、日本相撲協会の審判部と相撲記者クラブ員とたまり会の方々の、19名でそれぞれの賞に投票します。

過半数の10票を獲得すると、決まります。

千秋楽の取り組みの前に行われるので、7勝7敗で横綱を破っている力士については、勝ち越せば〇〇賞がもらえる、ということもあるので、ここで全てが決まらないこともあります。

 

三賞選考予備会の様子の記事を見つけましたので、ご覧ください。

平成27年大相撲夏場所三賞選考について

 

 

三賞の賞金はいくらもらえるのか?

三賞の賞金は、殊勲賞、敢闘賞、技能賞の全て一律200万円です。過去に1人で二つや三つとった力士もいますが、そのままもらえますので、400万、600万になります。

当然税金もかかりますので、丸々もらえるわけではないようです。年度末にその他の収入とまとめて税金を支払います。

関取は、日本相撲協会から毎月給料がもらえるので、サラリーマンのような感じがありますが、優勝賞金や、三賞の賞金などの、雑収入があるので個人事業主のような感じもあるのですね。

サラリーマンや公務員は勤めていれば、給料はもらえますね。会社が倒産すればもらえなくなりますが、そんなには多くないでしょう。

しかし、力士は勝ち続けていかないと、給料がもらえなくなります。そして、条件を満たしていないと、日本相撲協会にもいられなくなるので、仕事を探さないといけません。

でも、どんどん勝って横綱や大関になれば、サラリーマンの何倍もの所得がもらえます。とにかく勝つしかないのが、力士の世界です。

三賞の受賞条件とは?

先ほど、三賞について簡単に説明しましたが、ここで詳しく受賞条件を解説します。基本的には、勝ち越しが最低条件です。さらに、勝ち越ししていても休場したら、受賞はできません。

■殊勲賞

横綱、大関を倒したり優勝した力士に勝った時などにもらえることが多い。

例えば、優勝力士が13勝2敗だとすると、2人しか負けていないので、そのうちの1人だと受賞する確率が上がります。

さらに、金星をあげて10勝ぐらいするともらえることが多いようです。

優勝力士に勝っていなくても、横綱と大関に平幕で勝っていればもらえる確率が上がります。しかし、金星を二つ取っていても、負け越しては殊勲賞はもらえません。あくまでも、勝ち越しが最低条件です。

■敢闘賞

基本的に「敢闘精神溢れる相撲を展開した力士」がもらえることになっています。「敢闘精神」って意味が広くてわかりづらいですよね。調べてみると、「戦おうとする強い意志のこと」と出てきます。

それではどのような力士がもらえるのかというと、新入幕やまだ幕内の下の方で、10勝か11勝した時などがもらえるようです。

横綱に勝って勝ち越しをするともらえるケースも多いようです。また、殊勲賞や技能賞に漏れたけど、活躍した力士などが受賞することもあります。

受賞者なしが一番少ないのも敢闘賞です。

 

■技能賞

文字通りに「優れた技能を発揮した力士」がもらえます。決まり手が珍しいものだったり、基本の立会いがしっかりしていたりすることが条件です。

立会いで、まったが多かったり、決まり手が引き落としばっかりだといくら10勝していてももらえないこともあります。また、該当者なしが多いのも技能賞です。

優れた技能というと、体の小さい力士が大きな力士を倒したりすると盛り上がりますね。体の小さい力士で活躍したのが舞の海関ですね。技のデパート言われるぐらいの、たくさんの決まり手が出ました。

舞の海関は技能賞を5回取っています。いずれも、8勝か9勝です。最高位は小結でしたが、あの小さい体で、よく頑張っていたと思います。小錦とは体重差が約200キロあったので、対戦は見応えがありました。

 

 

三賞を独占した力士はいるのか?

三賞を1人で独占した力士は、過去に5人います。1人で3つの賞を取るので、「トリプル受賞」や「三賞独占」などと言われます。これは、よほど活躍しないともらえません。トリプル受賞したのは、以下の5名です。

 

関脇    大受  13勝2敗 1973年7月場所

前頭11枚目 大錦  11勝4敗 1973年9月場所

前頭2枚目 貴花田  14勝1敗 1992年1月場所(優勝)

関脇    出島  13勝2敗 1999年7月場所(優勝)

前頭9枚目 琴光喜 13勝2敗 2000年11月場所 

 

貴花田と出島は優勝しています。2000年からもう17年もトリプル受賞が出ていないのは、選考基準が厳しくなったのでしょうかね?

ちなみに、ダブル受賞はかなりの人数がいて、ここでは書ききれないので掲載は省略します。

三賞の受賞回数ランキング

順位

四股名

三賞回数

1位

元関脇 安芸乃島

19回

2位

元関脇 琴錦

18回

3位

元大関 魁皇

15回

4位

元関脇 鶴ヶ峰

14回

元大関 朝潮

元関脇 貴闘力

7位

元大関 武双山

13回

元関脇 土佐ノ海

元大関 琴光喜

10位

元大関 栃東

12回

元関脇が意外と多いのは、大関になるともらえないからですね。また、出世が早いと受賞回数も少なくなります。

名横綱の大鵬と北の湖は三賞は3回しか取っていませんでした。

まとめ

相撲の三賞について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。今まではそんなに意識して見てなくても、内容を知ると予想したりできますので、楽しみが広がると思います。

基本的に、大関以上になると三賞はもらえなくなります。

でも、力士にしてみれば三賞をもらうより、大関になるほうがトータルでの収入も上がるので、そちらを望むでしょうね。それに何と言っても勝負の世界ですから、勝ち進みたいという気持ちは強いと思います。

三賞のトリプル受賞者は5人いましたが、過去に三賞の受賞者が1人もいなかったことはないようです。最低でも1人はいました。

三賞の賞金も200万円ですので、過去最多の受賞の安芸乃島は19回ですので、3800万円です。すごいですねー!うらやましー!

このような三賞という名誉と賞金があるので、力士は日々の稽古に頑張っているのですね。

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