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相撲の取り組みの決め方はどうするのか?その真相を解説します!

相撲

こんにちは、相撲好きの管理人です。九月場所は日馬富士が豪栄道に二連勝して、逆転優勝して盛り上がりました。日馬富士は金星を4つも出していたのに、優勝しました。

そんなことを思っていたら、ちょっと気になることがありました・・・。番付を見ていると、「そういや取り組みの決め方って全く知らないな」こんな疑問がふつふつと湧いてしまったのです。

今までは、金星のことや、行司の衣装のことや、親方のことなどを調べてみました。でも、改めて思ったのですが、取り組みの決め方を知らなかったのです。

なので、取り組みの決め方を調べてみました。

  • 誰が決めているのか?
  • いつ決まるのか?
  • 休場力士が出た時はどうするのか?
  • 新入幕でも横綱や大関と対戦できるのか?
  • 十両の力士が幕内で対戦できるのか?

などなど、相撲好きとしては気になって仕方がなくなってしまいました。となると調べるしかない!

そんなことで、管理人なりに徹底的に調べてみました。情報をシェアしていきますので、取り組みの決め方が気になっていた方は、一緒に情報をみていきましょう。

 

 

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相撲の取り組みは誰が決めるのか?

相撲の取り組みを決めるのは、審判部により取り組み編成会議で決定されます。

 

■取り組み編成会議の構成委員
  • 審判部長:1名
  • 審判部副部長:2名
  • 審判委員:20名
  • 副理事:3名
  • 書記:行司:5名

書記として行司が構成委員に入ってますが、取組編成要領の第3条により発言することはできないようです。

審判部長は日本相撲協会の理事が努めます。審判部副部長は副理事が努めます。

以前は2年から4年で変わっていましたが、2008年からは1年で交代になりました。過去に審判部長が2人とか3人いたこともあります。現在は1人です。

2016年3月から2017年7月の審判部長は元大関の若島津です。元歌手の高田みづえさんの旦那さんで有名ですね。

余談ですが、高田みづえさんといえば「そんなヒロシに騙され」が好きでしたね。桑田佳祐さんの曲を3曲歌っていましたので印象に残っています。管理人は高田みづえさんの世代ですので、ちょっと書いてみました。

 

取り組みはいつ決まるのか?

幕内、十両の取り組み

  • 本場所の初日と2日目の取り組みは、初日の2日前に決まります。
  • 3日目から千秋楽までの取り組みは、その前日の午前中に決まります。

初めから全ての取り組みが決まっているわけではないのですね。怪我で休場などの力士が出ると、予定がくるってしまいますから、前日に決めるのです。

また、終盤になって番付の下の方の力士が全勝などしていると、上位の力士と対戦することもあります。そのためにも前日にならないと、誰と対戦するのかはわからないのです。

 

 

予想もつきやすい取り組みもある

でもおおよその予想がわかるのは、千秋楽の結びの一番は横綱同士が対戦しますね。その前に、大関同士が対戦します。これぐらいは予想ができます。

またまた予想ですが、初日の横綱と対戦するのは、だいたい小結か前頭筆頭力士が多いですね。あくまでも予想ですよ。

 

 

 

幕下以下の取り組み

幕下以下の取り組みは15日間で7番しか取り組みがありません。2日に1度の取り組みです。

なので、幕下以下は2日に1度まとめて決めます。13日目以降は12日目に3日分をまとめて決めます。

段違いの取り組み

休場の力士が出てくると、幕内下位の力士と十両上位の力士の対戦もあります。この時は幕内の対戦になります。

また同じように、十両下位の力士と幕下上位の力士が対戦します。この時も十両の対戦になりますので、幕下の力士は通常は十両以上の力士だけが結える大銀杏の髷(まげ)を結えます。

以下の三段目、序二段、序の口も同じように下位と上位が対戦することがあります。

 

禁止されている取り組み

禁止されている取り組みがあります。

  • 同じ部屋同士の取り組み
  • 兄弟同士の取り組み
  • 4親等以内の取り組み

 

同じ部屋同士では、真剣に戦えないとか八百長になりやすいとかの理由などで、取り組みが禁止されています。

また、兄弟同士も同じような理由ですね。しかし、例外として優勝決定戦だけは戦うことができます。

 

■兄弟対決の優勝決定戦

過去に対戦があったのは、貴乃花と若乃花の兄弟対決がありました。この対戦は史上初の同部屋でしかも兄弟対決という、歴史に残る対戦でした。

平成7年11月場所に横綱貴乃花と大関若乃花は共に12勝3敗で千秋楽の取り組みを終え、優勝決定戦となりました。

結果は若乃花が下手投げで勝利し、優勝を決めました。この後の若貴ブームで相撲人気は最高潮となりました。

 

 

過去の兄弟力士

過去に兄弟力士として活躍した力士を紹介します。兄弟で十両以上の関取が長かった力士です。

  • 61場所:貴乃花・若乃花
  • 50場所:逆鉾・寺尾
  • 43場所:北桜・豊桜
  • 41場所:小城ノ花・小城錦

その他にも兄弟力士はいますが、兄弟揃って関取というのは1場所か2場所ぐらいのようです。

ちなみに、2017年7月までで過去に兄弟揃って十両以上になって関取になったのは、18組です。

 

また、4親等以内の取り組みも禁止になっていますが、親戚やいとこでも取り組みができないということですね。これは、部屋が違っても力士の妹と結婚したら、義兄弟になるので、ここでも八百長に発展しないために、取り組みが禁止されています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。相撲の取り組みの決め方についてみてきましたが、簡単にまとめてみますと、

  • 決めるのは、審判部の構成委員
  • 取り組みが決まるのは、2日前か前日
  • 全勝や1敗だと前頭の下位でも横綱との対戦することがある
  • 幕内の下位と十両の上位の対戦もある

怪我での休場が多いと、取り組みを決めるのも大変なようですね。休場が1人もいなかったと仮定した、15日間の取り組みも決めているのでしょうが、休場者がゼロということはないので無理だと思います。

過去には、平成14年の7月場所では、十両と幕内合わせて16人の休場があったこともあります。そんな時は、取り組みを決めるのも一苦労だと思います。

相撲は怪我の多いスポーツですので、必ず休場が出るのは仕方ないことだと思います。今後一度でいいから、休場者がゼロの場所を見てみたいですね。夢が一つ増えました。

 

 

 

 

 

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