冬の北海道の風物詩「ダイヤモンドダスト」。
ダイヤモンドダストが見られる場所は日本では北海道だけ。
過去には九州でも見ることが出来たことがあるそうですが、北海道以外でダイヤモンドダストを見ることが出来るのはほぼ無いといってもいいくらい。
冬の寒さが一層凍みる1月2月が見頃のダイヤモンドダストを紹介します。
ダイヤモンドダストとは?
ダイヤモンドダストとはダイヤモンドのようにキラキラと瞬き、幻想的な絶景を作り出す自然現象。
日本語では「細氷(さいしょう)」と言います。
日本では北海道で見ることが出来ます。
ダイヤモンドダストは、大気中の水蒸気が昇華(気体が液体の過程を通らずに直接固体になること)して出来たとても小さな氷の結晶が降る現象のことです。
太陽の光に照らされてキラキラと輝くことで「ダイヤモンドダスト」という名前が付けられました。
ダイヤモンドダストの動画を見つけました。とても綺麗ですね。生で見たいと思います。
【【北海道の絶景】 Diamond dust shining in rainbow colors 虹色に輝くダイヤモンドダスト】2分1秒
北海道でダイヤモンドダストが見られるところは?
ダイヤモンドダストは北海道の中でも寒い内陸部で見ることが出来ます。
旭川市…日本で一番低い気温を記録した場所
美瑛町…川沿い・山間部で多く見られる
名寄市…名寄ピヤシリスキー場で見られる
十勝地方…ダイヤモンドダストと一緒にオーロラも見られるかも
気象庁公式記録になっている、日本一低い気温マイナス41℃の記録をもつ、旭川市では街の中でダイヤモンドダストを見ることが出来る時もあるそうです。
北海道の寒い内陸の1月から2月は氷点下になりやすく、ダイヤモンドダストを見ることが出来る可能性が高くなります。
天気予報をチェックして気温が低い・風のない・晴れの日を狙います。
条件がきちんとそろえば綺麗なダイヤモンドダストを見ることが出来ますよ。
服装の注意点や写真の撮り方は?
ダイヤモンドダストは以下の条件が重なった時に見ることが出来ます。
- 気温がマイナス10℃から20℃以下
- 晴れで無風
- 空気が澄んでいる
- 湿度が高い早朝
- 視界が1メートル以上
これらの条件が全て揃ったときに幻想的な風景を見ることが出来るですが、一目瞭然。
寒い場所でしか見ることができません。
服装はフードがついて、首回りがしっかり覆われるタイプのコートでしっかりと防寒しましょう。
幻想的な風景におしゃれな服をと思いたいところですが、防寒重視、何枚も重ね着します。
ヒールのあるブーツはNG、滑らないようスノーブーツを履いていきます。
ダイヤモンドダストを写真に収める場合には「逆光」で撮影します。
逆光で撮影なんて、普段は写りが悪くて絶対にしない行為ですが、ダイヤモンドダストのようにキラキラする風景には有効な手段なのです。
雪の白さが明るすぎないよう気を付けてシャッターを押してくださいね。
オススメのレンズは望遠レンズ。ぼかしたような淡い雰囲気の光を撮ることが出来ます。
最後に
雪国育ち雪国暮らしの私でも氷点下5℃くらいでも肌が痛いと感じます。
ダイヤモンドダストが現れる条件は、最高でも氷点下10℃。
しっかり防寒しないとせっかく条件が揃って、ダイヤモンドダストを見ることが出来ても、あまりの寒さに幻想的な絶景風景を楽しむどころではないと思います。
備えを万全に、しっかりチェックしてダイヤモンドダスト楽しんでくださいね。
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