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学生バイトの103万円の壁と130万円の壁とは?

税金

一人暮らしを経験された事がある場合、大学生から始めたという方も多いのではないでしょうか。

普通はアルバイトをするでしょうが、親から仕送りもあるでしょう。

1980年代後半のバブルの頃は、仕送り金額も平均8万円を超えていました。

長引く不況が騒がれている現在では、6万円台まで減っています。

必然的にバイトをする必要があり、それなりに稼がなくてはいけなくなりました。

その時問題になるのが、『103万円の壁』と『130万円の壁』です。では、この2点について少し考えてみましょう。

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学生の103万円の壁とは?

『103万円の壁』には2通りの意味があります。

先ずバイトをする本人の問題ですが、バイトの収入として103万円を超えるとその給与に所得税が掛かります。

そしてもう1点、実はこちらの方が問題で、学生である限り親の保護下にあり扶養扱いになります。

親は子供を扶養する事により、所得から扶養控除という名目で税金が控除されます。

その時のバイト収入が年間103万円を1円でも超えた場合扶養では無くなるので、親の所得税が増えてしまうのです。

いきなり増える訳ではありませんが、自分の収入に所得税が掛かった上ですから減収の可能性もあります。

働きをセーブして金額を抑えるか、逆に目いっぱい働いて増収を目指すか、この事実が『103万円の壁』と言われる由縁です。

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学生の130万円の壁とは?

実は気を付けなくてはいけないのが『130万円の壁』なのです。

学生バイトは収入が130万円以内ならば、勤労学生控除が利用出来るので申請すれば所得税を納める必要が無くなります。

しかも、親の扶養になるので健康保険の納付義務もありません。

加えて、年金も23歳未満なら届け出をすれば納付を卒業まで免除されます。

しかし、収入が130万円を超えるとこの優遇措置が全て無くなります。

所得税の負担はもちろんですが、大きいのが社会保険の納付金額です。

そうそうな金額では追い付きません。

この事実が『130万円の壁』であり、充分に考えなくてはいけない問題なのです。

今後の働き方の注意点は?

よく言われる通り、学生の本文は勉強です。と言うよりもしっかり学校に通えば、バイトする時間は限られてしまいます。

収入を増やそうとしても限度があり、控除分以上の金額を得る事が出来るかのしっかり把握して働く必要があります。

先ずは年収が103万円まで、この金額以内なら所得税も掛からず、親の控除も目いっぱい使えます。

次は130万円まで、親の控除は外れますが自身の所得税は掛かりません。

収入額をしっかり把握して、金銭的に1番良いものを選びましょう。

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まとめ

学生の本分は勉強です。

バイトが忙しくて学校に行く事に支障が出れば本末転倒です。

学生バイトは、どうしても時給の場合が多く、稼ごうとすれば時間を長くするしかありません。

そうなると考えなくてはいけないのが、収入額と控除額の差です。

なるようになると考えずに、しっかり考慮して働きましょう。

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