全血献血と成分献血の違いとは?献血ができる条件とは?

外科手術の時、必要とされるのが輸血用の血液。

基本的には一般の方からの献血から成り立っています。

血を抜かれるのが怖いという事もあり、中々理解されませんでしたが日本赤十字社の努力により今では世間にも広く認知されています。

献血には3種類の方法があり、200㎖献血、400㎖献血の全血献血と成分献血になります。

一般的に血液は常に不足しています。皆さんがもう少し気軽に献血が出来る様に、ここでは献血に付いて詳しく解説してみましょう。


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全血献血と成分献血の違いとは?

■全血献血とは

200㎖献血と400㎖献血の2種類があり、献血成分の全てを献血する方法です。

200㎖献血と400㎖献血はもちろん献血量の違いではありますが、提供出来る年齢も違います。

開始された当初は200㎖献血だけでしたが、輸血を受ける患者の負担を減らす目的で400㎖献血が作られました。

輸血の際、なるべく色々な血液が混ざらない様にする事で感染症等のリスクを減らす事が出来るためです。

現在では、医療機関側の90%以上が400㎖献血の血液を求めています。


■成分献血とは

成分採血装置を利用し、血液中の特定の成分だけを採血する方法です。血小板成分献血と血漿成分献血の2種類があり、共に回復に時間が掛かる赤血球は体内に戻すため体への負担も少なく済みます。

血小板成分献血は白血病やガンの治療後、血小板が低下した時に使います。

血漿成分献血は、輸血の際に血液を固める凝固因子の補充のためや血液凝固因子製剤の製造のため使われます。

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献血ができる条件とは?

先程献血には3種類あると言いましたが、献血する場合も共通点もあれば異なる点もあります。

■次の場合は献血が出来ません。

・睡眠不足や栄養状態が悪い時は、自身の健康にも影響するので出来ません。

・血圧が高過ぎても低過ぎても出来ません。最高血圧が90㎜Hg以上という決まりがあります。

・当日に精神科系等の薬を飲んだ場合は出来ません。

・定められた期間内に予防接種を受けた場合は出来ません。

■200㎖献血の場合

・年齢/男女とも16~69歳

・体重/男性45㎏以上、女性40㎏以上

・血色素量/12.0g/㎗(赤球指数が標準域の場合女性は11.5g/㎗以上)

・年間献血回数/男性6回以内、女性4回以内

■400㎖献血の場合

・年齢/男性17~69歳、女性18~69歳

・体重/男女とも50㎏以上

・血色素量/男性13.0 g/㎗以上、女性12.5 g/㎗以上

・年間献血回数/男性3回以内、女性2回以内

■成分献血(血小板成分献血)

・年齢/男性18~69歳、女性18~54歳

・血色素量/12.0g/㎗

・血小板数/15万/μℓ以上

■成分献血(血漿成分献血)

・年齢/男女とも18~69歳

・血色素量/12.0g/㎗(赤球指数が標準域の場合女性は11.5g/㎗以上)

他にも条件はありますので、献血前にご確認ください。


献血後に注意することは?

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献血には細心の注意を払っているので、基本的に心配はいりません。

ただし、針を刺した痛みが引かない、異変を感じる等の場合はすぐ医師に知らせましょう。

急激な血圧の変化で貧血状態になる場合もあるので、転倒には注意しましょう。

また、自動車等乗り物を運転する場合はしっかり休憩した後にし、激しいスポーツは避け、直後の飲酒や喫煙は控えましょう。


まとめ

医療機関では、常に輸血用血液が不足しています。

また、手術以外にも血液は必要なのです。

万が一副作用等があるとなれば、躊躇してしまうのも仕方がないのかもしれません。

しかし、自らも注意して行えば、ほぼ心配無いと言われています。

血液が必要で困っている方も大勢いますので、出来る限り協力出来る様にしたいものです。

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