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うなぎの旬は冬なのに夏の土用の丑の日にうなぎを食べる訳は?

グルメ

うなぎの旬の美味しい時期は、冬だって知ってましたか?毎年夏になると土用の丑の日にうなぎを食べていた方は、夏が旬だと思っていましたよね。私もそうでした。

調べてみるとうなぎの旬は冬でした。でもこれは天然物のうなぎの話です。本格的な天然物を扱ううなぎ屋さんに行く予定のない方には、関係のない話かもしれません。

さて、土用の丑の日になると、テレビでもうなぎで盛り上がるし、スーパーやコンビニでもうなぎを猛アピールしてますね。

うなぎの旬の美味しい時期は、冬ですがどうして夏に一生懸命売るようになったのでしょうか?そもそも、土用の丑の日って何でしょうか?

その辺を見ていきたいと思いますので、ちょっとだけお付き合いください。

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うなぎの美味しい旬の時期はいつ?天然と養殖では違うのか?

うなぎの旬は秋から冬にかけた寒い季節です。これは、天然のうなぎに限ったことです。

夏が旬のイメージがありますが冬のうなぎは産卵のためや、冬眠のために栄養を蓄えているため美味しいとされています。

最近では養殖のうなぎも増えていますが、天然と養殖では味は大きく異なります。

■天然うなぎの特徴

淡白であっさりしている

脂くどくない

小骨が気にならない

川魚特有の爽やかな香りがある

ふっくらとやわらかい

残念ながら天然のうなぎは年々減少しています。

なかなか獲れない「ニホンウナギ」は絶滅危惧種に指定されています。絶滅の危機があるようです。ほとんど獲れないので、価格もどんどん上がっていくことでしょう。

庶民には手が届かなくなりそうです。

逆に養殖のうなぎは増え続けていて、スーパーなどで売られているほとんどは養殖です。養殖のうなぎには旬の季節はありません。

でも養殖だからこそ土用の丑の日に合わせて育てることが出来るため、旬は夏と言っても良いでしょう。

一年中ビニールハウスで管理されて育てられているため、一年中うなぎの味には違いはあまりありません。

それでは、なぜ土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのでしょうか?そのへんをみていきたいと思います。

 

なぜ土用の丑の日にうなぎを食べるのか?

さて、うなぎを食べる日で知られる「土用の丑の日」。そもそもなぜ「土用の丑の日」にうなぎを食べるのでしょうか。

土用の丑の日は1年に数回ありますが、うなぎを食べる「土用の丑の日」は夏だけです。江戸時代の平賀源内という人が発案したと言われています。

平賀源内はうなぎ屋を営んでいましたが、冬が旬のうなぎは夏には売れませんでした。そこで彼は戸口に「本日丑の日」という貼り紙をしました。

当時「丑の日」にちなんで「う」から始まる食べ物を食べると、夏バテしないという風習があったため平賀源内の狙いは当たり、夏だというのにうなぎが売れたのです。

夏の「土用の丑の日」の「うなぎ」は夏に売れないうなぎを売るために、始まった習慣ということなのです。商売が上手いですね。今でもその商売方法は受け継がれています。

 

土用の丑の日について簡単に解説

昔は五行(木・火・金・水・土)の考えを何事にもよく使われており、季節にも使うことが出来ないだろうかと考えられました。でもいざ割り当ててみますと

 木 → 春

 火 → 夏

 金 → 秋

 水 → 冬

土が余ってしまいました。さて、困りました。どうしましょう。

季節を足すわけにもいきませんが、どうしても五行を季節に割り当てたい昔の人は「土の性質ってどの季節にも存在している」と言い出しました。

いや、どれもそうじゃないか?と私ならそう思いますが昔の人は「そうだね」と納得してしまいました。

でも、誰かは突っ込んだかもしれませんが、却下になったのでしょう。

これが「土用の丑の日」の誕生秘話です。

 

土用とは

土用とは、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間のことです。

 

丑の日とは

丑の日とは、干支の十二支の一つで、毎日干支が変わります。

なので、12日に一回は丑の日です。

 

子(ね)丑(うし)寅(とら)卯(う)辰(たつ)巳(み)

午(うま)未(ひつじ)申(さる)酉(とり)戌(いぬ)亥(ゐ)

 

ということは、土用の丑の日とは土用の18日間の中の、丑の日のことですね。

干支は12日に一回なので、18日間で二回ある時もありますね。

 

2017年の土用の丑の日

この表から見ると、2017年の土用の丑の日は6回ありますね。

しかも、夏は二回ありますね。でも、テレビなどで盛り上がるのは、7月の一回だけですね。

平賀源内さんは、夏にうなぎを売りたかったので、7月の一回だけ盛り上がってくれてばよかったのかもしれませんね。

 

どうでもいいことですが、2017年の土用の丑の日は土曜日がなかったのが残念です。

ほんと、どうでもいいことですいません。

 

まとめ

簡単にですが「うなぎ」と「土用の丑の日」を説明してきました。

今では「土用の丑の日」というだけで春夏秋冬うなぎを宣伝しますが、うなぎでなくても「う」から始まる食べ物でも縁起があるそうなので、季節と自分の体調にあった食べ物で1年元気に過ごしてくださいね。

梅干しとかうどんとかウリなんかも、土用の丑の日に食べられていたようです。

どうせなら、全部合わせたものでも作ったら人気が出るかな?

どんなものができるか想像できませんけどね。

 

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