日本だけでなく海外でも人気の漫画作品「無限の住人」がついに実写化します。
公開は2017年4月29日。
長年映画化の話が出ては消え、出ては消えを繰り返していましたがついに実写化。
原作者はコメントで「長編漫画を一本の映画にまとめていただき、極上のエンターテイメントに仕上げてくたて」と絶賛しています。
スマップ解散後の木村拓哉の初の映画ということでも、注目を集めています。
そんな映画「無限の住人」を紹介したいと思います。
映画「無限の住人」のあらすじ
両親を殺された少女・凜。
彼女は両親の仇討ちを誓い、生きていた。
「不死身の侍」の話を耳にした凜はその侍を探し、江戸中を探し回りようやく見つける。
それが万次であった。
万次の顔には大きな傷があり、独特な武器を携えた隻眼の剣士。
元は同心であったが不正を見逃せず、惨殺を行ったがためにお尋ね者になっていた。
その追手を100人斬ったこともあって彼は「百人斬り」の異名で呼ばれている。
万次は半世紀前に妹を失い、長い時間をなんとなく逃げながら生きていただけだった。
長い時間のうちに不死身の身体を手にいれ不死身の男となった。
そんな万次のもとに現れた凜、凜に妹の面影を重ねて万次は凜の願い「両親の仇討ち」の手伝いを約束し凜の用心棒となる。
仇討ちの相手は逸刀流統主で天才的な剣の腕を持つ天津影久。
逸刀流とは幕府も手を焼くほどの剣客集団である。
立ちはだかる最強の剣客、しかし同時に起こる万次の不死身の身体の異変…。
なんとなく生きてきた半世紀とは違い、今は凜の願いを叶える・凜を守るという生きる理由がある万次は必死に生きようと戦う。
誰のために生きて、誰のために命を使うのか。
いよいよ仇討ちとなった時、立ちはだかるは最強の剣客、そして天津を討とうと追っていた300人の幕府軍。
映画「無限の住人」原作やキャストについて
「無限の住人」は沙村宏明・原作の漫画作品です。
講談社で発行されている月刊アフタヌーンで、1993年から2012年の12月まで連載されていて、原作は完結しています。
単行本は累計発行部数700万部を超え、2008年にはテレビアニメ、2016年には舞台にもなっている根強い人気がある作品です。
グロテスクなシーンや、個性が強すぎる登場人物などから、実写化の映画化は無理だと言われてきました。
さらに全30巻の単行本に詰められたストーリーは、大きく分けて4つの章になっていて、これらを映画におさめるのも難しいとされてきました。
登場人物紹介を見ると最後の章で出てくるキャラクターもいるようなので、最後まで映画に詰め込んだのか、それともすでに次の映画化が決まっているのか…その辺も気になる所です。
さて、映画化は難しいと言われていた無限の住人を実写化させた監督は、三池崇史(みいけ たかし)。
これまで数々の作品を映画化してきたベテランです。
クローズZERO、ヤッターマン、ゼブラーマン、忍たま乱太郎、逆転裁判など、アニメや漫画作品も多く手掛けているので今回の無限の住人も楽しみです。
主人公「万次」を演じるのは木村拓哉。
久しぶりの時代劇作品、なんと11年振りなのだとか。
ヒロイン「浅野凜」は杉咲花、2016年に日本アカデミー賞や各映画賞の助演女優賞を受賞している女優さんです。
2人とも三池崇史監督の作品は初めてだそうでまた新しい世界観を楽しめそうです。
キャスト
万次(まんじ) 木村拓哉
浅野凜 / 町(あさのりん) 杉咲花
天津影久 (あのつかげひさ)福士蒼汰
尸良 (しら)市原隼人
乙橘槇絵 (おとのたちばなまきえ)戸田恵梨香
百琳 (ひゃくりん)栗山千明
凶戴斗(まがつたいと)満島真之介
閑馬永空 (しずまえいくう)市川海老蔵
吐鉤群 (はばきかぎむら)田中泯
伊羽研水(いばねけんすい)山崎努
実写化するにあたりファンの声はどうなのか?
無限の住人の原作ファンからは賛否両論、木村拓哉ファンからは苦言の声が多いようです。
木村拓哉演じる万次は下世話なオッサンというイメージ、そして無限の住人の暴力的なシーンやストーリーの多さから、木村拓哉のイメージには合っていないという声も。
原作ファンはキャストの木村拓哉に関して疑問が多い、イメージに合わないという声も多数ありますが、それよりも原作のストーリーをどう映画におさめるのかが気になるようです。
確かに全30巻に渡る長編漫画、どのシーンを見たいのかはどのシーンが重要かはファンによって違いますから不安は大きいでしょう。
一度舞台化はしているので案外大丈夫なのでは?と思いもしますが…。
最後に
漫画やアニメからの実写化は原作を知らずに見るとなかなか楽しめますが、原作が大好きなファンには複雑なものです。
時代ものの漫画実写化では「るろうに剣心」はなかなか評判が良かったので是非「無限の住人」もそれの後に続いてほしいですね。
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