青森県弘前市の弘前公園の桜は名所として有名ですが、もう一か所「日本さくら名所100選」に選ばれている場所があるのです。
それは青森県五所川原市にある芦野公園。
園地は約80万平方ヘクタールという広大な公園で、その園地には約1500本の桜が植えられています。
津軽半島屈指の桜と言われ桜が見ごろの時期には弘前公園に負けずに劣らない多くの人で賑わいます。
芦野公園の桜は鉄道ファンにも人気のスポットです。
ゴールデンウィークには、たくさんの鉄道ファンが集まります。
鉄道ファンでなくても感動するのが芦野公園の桜まつりです。
五所川原市芦野公園「金木桜まつり」のゴールデンウィークの駐車場とアクセスの案内
芦野公園「金木桜まつり」は例年ゴールデンウィークを中心に、4月29日から5月5日ころに開催され、県内外から30万人もの見物客が訪れます。
駐車場はまつり期間のみ有料で500円、マイクロバスなどは料金が変わりますが駐車することが可能です。
車で行かれる場合:東北道浪岡ICから40分程
駐車場は600台
電車で行かれる場合:津軽鉄道に乗って芦野公園駅で下車
下車した後は徒歩ですぐに公園内へ。
この津軽鉄道も芦野公園「金木さくらまつり」を楽しむ重要なポイントなのですよ。
見頃の時期や見どころは?
金木さくらまつり 4月29日(金)~5月5日(木)
桜の見ごろは4月下旬から5月下旬のゴールデンウィークに重なるころです。
さくらまつりの期間は毎日、湖上ステージでバンドの演奏などがあり、賑やかです。
園内の見事な桜と一緒に植えられている、1800本もの黒松のコントラストは美しく見事なものです。
芦ノ湖畔の水辺に映り込む桜もまた変わった表情を見せるためゆっくり散策しながら見て回ってはどうでしょう。
そしてここでしか見られないもの。
それは桜のトンネルをくぐって走り抜けるレトロ感溢れる津軽鉄道です。
芦野公園には鉄道が敷かれており、全国を見ましても珍しい光景ということで人気を集めています。
津軽鉄道は津軽五所川原駅から津軽中里駅間を走る日本最北の民間鉄道で、イベント時期にはストーブ列車や風鈴列車など、季節に合わせた楽しみもあるので、是非桜の季節以外にも訪れてみてください。
ちなみに走る列車には「走れメロス号」という愛称がつけられています。
この芦野公園は太宰治が幼少期に遊んだ地としても有名です。園内では太宰治の銅像などを見ることが出来ます。
桜のトンネルを走る津軽鉄道の動画を見つけました。綺麗ですね。ぜひ、実際に見てください。鉄道ファンじゃなくても感動すると思います。
【櫻と津軽鉄道芦野公園駅2016】
ライトアップや花火の情報
まつり期間中は露店や屋台が100店舗近く出ており大変賑わっています。
また日替わりで様々なイベントが開催されています。
その中のビッグイベントが
「金木桜まつり花火大会」
2017年5月2日(火)19時20分から
桜の中で放たれる花火は圧巻です。園内は広いので混雑を気にせずどこからでも見られることも嬉しいですね。
ライトアップと言いますか、ボンボリの点灯は夕方17時から夜の9時までです。
わざわざ公式ホームページでも「ボンボリ」というのがなんだか田舎を感じることが出来て、可愛らしいですね。優しい温かみのある光が桜を優しく照らします。
最後に
青森の桜の名所「弘前公園」と「芦野公園」。
弘前公園は桜一色という感じですが、芦野公園は桜と松、そして湖畔のコラボレーションという感じ。
同じ青森でも風景やイメージは全く異なる桜まつりです。
県外から来られる観光客の多くは、弘前公園の桜と芦野公園の桜の両方に足を運んで、2か所を楽しんで帰るという方が多いようです。
電車に揺られながら、のんびりした青森の桜と空気を楽しんで帰っていただければと思います。
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