甘酒には酒粕から作られるものと米麹から作られるものの2種類があります。
酒粕から作られるのが有名ですが、米麹のものはアルコールが含まれていないため、お酒が飲めない人や小さなお子さんも安心して飲める甘酒です。
そんな甘酒ですが、ダイエット目的で飲む方も増えてきているようですね。
ダイエット目的で飲むときに、やっぱり気になるのがカロリーですね。
同じ甘酒でも、酒粕と米麹ではカロリーは違うのでしょうか?
また、栄養効果に違いがあるのでしょうか?
その辺を観て行きたいと思います。
米麹と酒粕の甘酒のカロリーの違いについて
作り方の違いで、この2つのカロリーは大きく異なります。
甘酒にするとどちらも、100mlあたり81キロカロリーと数字としては低カロリーに見えます。
酒粕(100g) |
米麹(100g) |
|
カロリー | 227カロリー |
286カロリー |
脂質 | 1.5グラム | 1.7グラム |
食物繊維 | 5.2グラム | 1.4グラム |
この表で見ると、米麹の方がカロリーが高そうですが、甘酒にして飲む時は水で割りますので
どちらも100mlあたり81キロカロリーと低くなるのですね。
米麹で作られる甘酒はお米を発酵させる過程で、ブドウ糖やデンプンが多く発生しているため、これらが甘みの元となります。
そのため糖類を加えなくても、自然な優しい甘みのある甘酒を作ることが出来ます。
しかし酒粕は糖類を加えずに飲むと、甘みがなく酒粕の味しかありません。
美味しい甘酒にするためには砂糖を加えなければいけないのです。
酒粕で作られる甘酒は原材料の81キロカロリーに砂糖の大さじ1杯程度の35キロカロリーが加えられたのが正式なカロリーになります。
このカロリーの違いでダイエットに甘酒を用いる場合は米麹の甘酒を薦められています。
酒粕の甘酒
- 100mlあたり81キロカロリー
- 砂糖35キロカロリー
- 若干のアルコールが残ってる
- 酒粕は冷凍ができる
- お安く飲める
米麹の甘酒
- 100mlあたり81キロカロリー
- 米麹の甘味で飲む
- 子供でも飲める
- 保存に向かない
- 酒粕よりは高い
それぞれにメリット、デメリットはあるようですが、ダイエット目的の場合は
米麹の甘酒がオススメですね。
米麹と酒粕の甘酒の栄養効果について
甘酒は「飲む点滴」と言われるほど栄養価が高い食品です。
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- アミノ酸
- ブドウ糖
- 葉酸
- 食物繊維
- オリゴ糖
- 酵素
甘酒にはこれらの栄養が、酒粕から作られたものと、米麹から作られたものに同様に含まれています。
この豊富な栄養が私たちの体に与える健康・美容・ダイエット効果が1日コップ1杯で得ることが出来ます。
甘酒のもたらす効果を簡単に紹介しましょう。
- 腸内環境の改善
- 免疫力の向上
- 便秘の解消
- 便秘の解消による美肌効果
- 脳の活性化
- 疲労回復効果
- 滋養強壮
- リラックス効果
- アンチエイジング効果
日常生活だけでもこれだけの効果がありますが「飲む点滴」と言われる甘酒は、ガンの予防やコレステロール値の抑制、血圧の上昇を抑制など病気の予防策にも有効と言われています。
酒粕を料理に使うには?
酒粕を使用した甘酒はカロリーが気になりますが、酒粕自体は豊富な栄養が含まれている優秀な食材です。
酒粕を料理に使用することで、たくさんの栄養を摂取することが出来、便秘の解消、血行不良の改善、美容効果など健康面で様々なメリットがあります。
また、発酵食品のため料理にコクとうま味を出します。
酒粕を料理に用いるのは難しくありません。
塩麹が流行ったことがありましたが、その利用方法と同じで料理に加えて炒めたり煮たり、材料である、野菜やお肉などを浸けて浸透させたりと応用が利く食材です。
酒粕にはアルコールが含まれているので保存が効き半年はゆっくりと使うことが出来ます。
冷凍しておけば1年持ちます。
甘酒を利用した料理
肉に漬け込む
・豚肉などに甘酒を酒でのばし漬け込み焼く
パンに塗る
・トーストに甘酒とごまペーストを混ぜたものを塗る
パンケーキ
・パンケーキを作るときに甘酒を加える
魚の味噌漬け
・ぶりなどの魚に味噌と甘酒を混ぜたものを漬け込む
アイスクリーム
・豆乳、甘酒、砂糖を混ぜて煮立ててから冷まして冷凍する
ほんの一部の紹介ですが、そのほかにもたくさんありますので、お好みの料理にプラスしてくださいね。
最後に
発酵食品は健康に良いといいますが、甘酒はその中でも本当に優秀な食品です。
朝にコップ一杯飲むだけなのですから。
おちょこ一杯を少しお腹が空いたなという時に、飲んでも空腹を満たしてくれるので、間食や食べ過ぎを防ぐことが出来ます。
でも、飲み過ぎは逆に健康の害になるので飲みすぎは禁物です。
1日に飲む量は200ml。これを守って健康に良い甘酒生活をしてくださいね。
さらに、お料理にちょっと加えるだけでも、料理が美味しくなるし、健康効果やダイエット効果もあるので、使わないと損ですよ。
料理に使う時は、火にかけるので酒粕の甘酒でも、アルコールが飛ぶので大丈夫ですね。
節約派の方にはオススメです。
酒粕の安い時を見つけたら、まとめ買いして冷凍保存しておけば、一年中使えるのでお得ですね。
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