夏は日差しの強さ、冬は雪の反射、雨天の水面による反射…
運転中は眉間に皺を寄せてしまうような、不快な状況がたくさんあります。
そんな時に使用するのがサングラス。
でもサングラスと言っても様々種類がありますよね。
それぞれに特徴があり、使うべき状況も違います。
今回は「偏光サングラス」について紹介したいと思います。
普通のサングラスと偏光サングラスはどのように違うのでしょうか?
偏光サングラスならではのメリットなども紹介します。
おしゃれだけのサングラスよりも、機能性に優れたものを選びましょう。
偏光サングラスの特徴とは?
まずは偏光とはなにか。
偏光とは水面や雪面などに反射した光のことを偏光といいます。
反射した偏光は面がギラギラと反射してまぶしく光り、見えにくくなります。
そんな見えにくい視界をクリアにしてくれるのが偏光サングラスです。
普通のサングラスは視界に入る光を弱めるだけです。
偏光サングラスはレンズ内に、見たい対象の周囲にある偏光を取り除いてくれる、偏光板というものが使用されています。
そのため不必要な光がカットされ、普通のサングラスよりもはるかに視界を良くしてくれるのです。
偏光サングラスはレンズの間に「偏光膜」という特殊なフィルムを挟むことで、カーテンの役割を果たし光の反射をカットします。
偏光サングラスの選び方
まずは「レンズ」に注目。
偏光サングラスにはガラス・プラスチック・ポリカーボネートの3つの素材があります。
それぞれ長所と短所があるので自分の生活にあったものを選択しましょう。
・ガラス 歪みと傷に強いけど重く割れやすい
・プラスチック 軽く扱いやすいけど熱に弱く歪みやすい
・ポリカーボネート 安価だけれど歪みがかなりでやすい
次に「偏光度」と「可視光透過率」をチェックします。
偏光度が高いほど偏光を防ぐ性能に優れています。
可視光透過率は低いほどレンズを通す光を防いでくれます。
価格は1万から数万円と幅広くありますが、レンズやブランドの違いであって性能にそれ程大きな違いはありません。
高ければ高いほどいいという訳ではないのでレンズの素材、偏光度、可視光透過率をチェックして購入しましょう。
偏光サングラスはどんな時に使うのか?
偏光サングラスを使うことで以下の場面でメリットがあります。
日中の車の運転などには、活躍してくれます。
・道路標識が反射で見えにくい→解消
・濡れた道路の白線が見えない→解消
・フロントガラスに反射して映り込む→解消
・先行車・対向車に反射する光→解消
主に日常生活では運転中の不快な問題を解消することが出来ます。
クリアな視界を確保し、眩しさも軽減してくれるため眼の疲労も軽減してくれます。
その他趣味のスポーツなどでもメリットがありますよ。
・ゴルフのグリーン状の起伏が見やすい
・釣りで水面状態を把握しやすくなる
・スキーなどウインタースポーツで雪の反射を防ぐことが出来る
・野球などでもボールが見えやすくなる
視界以外にも偏光サングラスにはメリットがあります。
それは紫外線対策です。
ウインタースポーツでよくかけている人を見ますが、あれは日焼け予防としても有効なのです。紫外線を予防するならば偏光度が90%以上のものがいいと言われています。
マラソンで長い時間紫外線に浴びる方も、偏光サングラスをして目を紫外線から守った方がいいですね。
偏光サングラスの実験の動画を見つけました。車の窓ガラスの反射が偏光サングラスを通すと消えますね。すごいです。
【こんなにすごい偏光サングラス(実験) タレックス TALEXレンズ】
まとめ
いかがでしたでしょうか。
色々とメリットのある偏光サングラスですが、
そんな便利な偏光サングラスにも弱点があります。
長時間かけていると酔ってくる。
スマホやカーナビといった画面が見えにくい。ということ…。
どちらも交通マナーを守っていれば特に問題のないデメリットですね。
眼鏡も人も眼鏡の上からかけることが出来るサングラスもあるので、眩しさや反射に困っている人は是非偏光サングラスの使用を検討してみてくださいね。
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