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ボジョレーヌーヴォーの解禁日から意味についてまで大調査!

ボジョレーヌーヴォー

 

ここ何年かは、毎年ボジョレーヌーヴォーを飲んでいる管理人です。飲むきっかけは、ニュースで解禁日のことをやっていて、楽しそうにパーティをやっているのを見たからです。

ミーハーなもので、楽しそうな事が好きです。えっ、もしかしてあなたもそうですか?

ボジョレーヌーヴォーを仲間と集まって楽しく飲んでいたのですが、解禁日とかその日に飲むという意味が全くわからずに飲んでいました。

今思うとちょっと恥ずかしいですが、ミーハーなのでいいですよね。

そんな事で、知っておいたほうがいいと思い、調べて見ました。解禁日の事や、ボジョレーヌーヴォーの意味などについて調べてみると、豆知識がたくさん増えました。

あなたも豆知識を増やして見ませんか?ボジョレーヌーヴォーを飲む時には、みんなで豆知識を語り合って楽しくパーティしましょう。

そのほかのボジョレーヌーヴォーのことも調べて見たので、一緒に見ていきましょう。

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「ボジョレーヌーヴォー」の解禁日はいつ?

「ボジョレーヌーヴォー」は1800年代から、ボジョレー地方の地元住民にカジュアルな地酒として楽しまれていました。

解禁日は?

毎年11月15日の午前0時に、その年一番早い収穫の赤ワインが出来上がることから当初(1967年)はこの日をフランス政府公認の解禁日としていました。

11月15日を解禁日にすると、日曜日の年があります。フランスでは、日曜日は休むお店が多いので、解禁日にボジョレーヌーヴォーが飲めないということで、11月の第3木曜日になりました。

以後、販売店やレストラン等の売れ行きが左右されることから国民の休日に合わせ、全世界共通で11月第3木曜日午前0時に変更されました。

2016年のボジョレーヌーボーの解禁日は、11月17日の午前0時です。

時差の関係で世界一早く飲めるのが日本なので、日本でのボジョレーヌーボーが人気が出たようです。

フライングして販売すると、罰則があるのでお店でも販売はしません。

なので、午前0時ぴったりにボジョレーヌーヴォーを開けて乾杯するというお祭りのようになってますね。お祭り好きの日本人にはぴったりですね。

「ボジョレーヌーヴォー」の意味とは?

「ボジョレー」とはフランスの中東部ブルゴーニュにある地域の名前です。

「ヌーヴォー」は新しいという意味

「ボジョレーヌーヴォー」とは、収穫したばかりの「ガメイ」という種類の葡萄を使って、その年の葡萄の出来を確かめるという目的で、あくまでも新鮮なうちに飲むワインです。

熟成させたワインの味を楽しむというよりは、収穫のお祭りのようなイベント感覚で、その解禁日を祝うことが全世界に知られています。

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独自の製造方法

「ボジョレーヌーヴォー」はマセラシオン・カルボニックという特別な醸造方法で作られています。

本来のワイン醸造は葡萄を潰し、軸や種を取り除き搾汁されますが、このマセラシオン・カルボニック法では葡萄を房ごとタンクに投入し、自然発酵された葡萄果汁(皮やつぶれていない葡萄の細胞の内部でも自然発酵する)から出る炭酸ガスでタンク内が充満されます。

近年では大量生産のためあらかじめ炭酸ガスを一定量タンクに注入しておく方法の2種類があります。

この方法でワインを作ると、炭酸ガスの効果で酸化が防止されるため渋みや苦みが少なくフレッシュに仕上がります。

「ボジョレーヌーヴォー」を美味しく飲むには?

「ボジョレーヌーヴォー」と呼ばれるワインには赤かロゼのみしか存在しません

美味しい飲み方

「ボジョレーヌーヴォー」は軽口でフルーティーなワインなので、10℃前後の温度で飲むのが美味しいとされています。

冷蔵庫で少し冷やした方が美味しいので、飲む1時間前には冷蔵庫に入れておきましょう。

香りが少なめのワインなので小さめのグラスで楽しむのが良いです。

「ボジョレーヌーヴォー」の味の特徴は?

①苦みが少ない

②フルーティー

③フレッシュである

④飲みやすい口当たり

⑤アルコール度数が低い

⑥イチゴやバナナ、キャンディのような甘い香り

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「ボジョレーヌーヴォー」と相性の良い料理は?

比較的どんな種類の料理にも合わせやすいワインですが、あまり重すぎる料理には合わないようです。

トマトソース、鶏肉料理、チーズ、軽い煮込み料理、ベリー系のスイーツなどと前菜からメインまでどんな料理とも楽しめる万能選手と言えるでしょう。

「ボジョレーヌーヴォー」は新鮮なうちに飲むワインなので、手に入れたら熟成させず早いうちに楽しみましょう。

私が大好きな「ボジョレーヌーヴォー」にぴったりのおつまみを紹介します。

 

「ボジョレーヌーヴォー」の保存方法って?

ワインは一度栓を開けてしまうと酸化して風味も味もすぐに落ちてしまいます。

開栓前であっても出来るだけ良い状態で保存しましょう。

開栓前
・直射日光を避けた冷暗所

・温度は15℃前後

・湿度は70~80%くらいの場所

開栓後(数日を目安)
・なるべく空気に触れさせない

・密閉した容器に移し替える(ペットボトルなど)

・ボトルを真空状態にする道具を使って真空保存する

・開栓後は必ず冷蔵保存

「ボジョレーヌーヴォー」はいつまで美味しく飲めるの?

製法の違い

そもそも他の赤ワインとは製造方法が違うのです。

「ボジョレーヌーヴォー」はマセラシオン・カルボニックという特別な醸造方法で作られています。それは葡萄の熟成が若いうちに飲むことが出来るようにするため、葡萄を潰さずにそのまま発酵させる方法です。

何故ならその年に収穫した葡萄の出来具合を確かめる、試飲という目的があるからなのですね。

品種の違い

「ボジョレーヌーヴォー」に使われている「ガメイ種」という種類の葡萄は、そもそも熟成することに耐えられない品種だそうです。

そのため、ワインにしても若いうちに飲み切って楽しむことが、最も適した飲み方とされています。

保管しておける期限としては翌年の春までとされていますが、これはあくまで「遅くとも」です。買ったらなるべく早めに美味しく頂きましょう。

高価なワインではないので、「ボジョレーヌーヴォー」の季節は時期的な楽しみとして色々な料理と毎日楽しむのも良いかもしれません。

もしも「ボジョレーヌーヴォー」を熟成させしまったら?

「ボジョレーヌーヴォー」に限っては、熟成させるといっても限界があります。

何年も経過したものなどは、残念ながら風味も香りも飛んでしまい美味しくいただけるレベルではなくなってしまいます。

しかし、一般的な「ボジョレーヌーヴォー」の賞味期限といわれている「翌年春」を少し過ぎたくらいのものはまだじゅうぶんに美味しくいただける方法があります。

①ホットワイン

寒い夜に体を温めてくれます。

~作り方~

1.「ボジョレーヌーヴォー」をカップに注ぎレンジで1分程度温めます(温めすぎるとアルコール分が飛んでしまうので注意)

2.1にはちみつや砂糖を入れて味を調えます

3.お好みでシナモンパウダーやレモンの輪切りなどを入れていただきます

②サングリア

フルーティーで甘く飲みやすいカクテルワインです

~作り方~

1.お好みのフルーツをカットして蓋のできる瓶やピッチャーに入れます(オレンジ、リンゴ、桃、バナナ等なんでも)

2.1に赤ワインをひたひたになるまで入れ、砂糖を加えます(ワイン750㎖に対し砂糖30gが目安)

3.2にお好みでブランデーやはちみつを入れます

4.冷蔵庫で24時間冷やしていただきます

③お肉料理のソースとして

赤ワインと肉料理の相性は、ソースとして使っても抜群に良いのです。

~作り方~

1.フライパンに赤ワインを入れて温めます(アルコールをしっかり飛ばしたいときはしっかり温めます)

2.1に中濃ソースとケチャップを加えます(割合はワイン1:ソース1:ケチャップ1) 3.よく混ぜ合わせ、ハンバーグや焼いたお肉にかけていただきます

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それでは、次の章ではボジョレーヌーヴォーの値段についてみて行きましょう。日本では大体同じぐらいの値段ですが、高いのか安いのかがいまいちわからないですね。フランスではいくらぐらいで売っているのでしょうか?その辺をみて行きましょう。

ボジョレーヌーヴォー」っていくらぐらいなの?

日本で提供される「ボジョレーヌーヴォー」の価格は、安全で早い輸入ルートや卸業者をしっかりと挟んでいることもあり大体2000円前後が定番となっています。

卸業者を省くルートを持っていたり、時期を外すと500円程度で買える物も出てきましたが、安いから美味しくないというわけでもないようなので、賢い買い物がしたいですね。

「ボジョレー」の地元フランス地方での価格が気になる

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地元フランスで日常的に住民に愛されている「ボジョレーヌーヴォー」は、1本で約3ユーロ~5ユーロだということです。高いものでも8ユーロ程度、日本円にすると500円~900円程度といったところでしょうか。

解禁時期に現地に行くと無料で提供されるところもあるそうですよ。

まさに地酒として、買いやすい値段で地元の人も愛飲しているワインなのですね。

あれっ?と思いませんでしたか?

日本ではかなり高い金額で売られていますよね。

日本での価格が高いのはどうして?


日本は時差の関係で、解禁日から一番早い時期に「ボジョレーヌーヴォー」が飲める国なので、解禁日から近く一番新鮮なうちに提供するため空輸ルートが選ばれることが多いです。

輸入品は現地品よりも高く売られるのは周知の事実ですが、ボジョレーに関しては解禁日が決まっており、その前後が販売時期のねらい目になっています。

そのため、高価な空輸代、輸入関税、酒税、さらに輸入会社、卸売会社、小売店のマージンを合わせるとその位の金額になってしまうのです。

解禁日にこだわらず、少し時期を待てば船便を使った安価な「ボジョレーヌーヴォー」が手に入るようですし、コンビニなどで安く手に入ることも多くなりました。

安価だから美味しくないというわけでもないようです。

自宅で一人ワインを楽しむとき、友人とパーティーを開くとき、レストランで美味しいお料理と一緒に、シーンに応じてチョイスすることも大切ですね。

 

 

ボジョレーヌーヴォーのを40秒で解説している動画をYouTubeで見つけました。

それでは、次の章ではボジョレーヌーヴォーのブドウについてみて行きましょう。ボジョレーヌーヴォーのブドウはなんでも言い訳ではないのです。

ちゃんと決まりがありますので、どんなブドウの品種なのかについて、簡単に解説しましたのでお付き合い下さい。

「ガメイ種」ってどんな葡萄なの

ガメイは土地の名前

唯一ボジョレーヌーヴォーにだけ使われる「ガメイ種」の葡萄は、フランス・ブルゴーニュ地方の村の名前です。

ボジョレーヌーヴォー発祥の地であるボジョレー地区は、さらに南下したところにあります。「ガメイ種」はフランスで36400㏊栽培されていますがそのほとんどをボジョレー近郊で栽培しています。

世界で栽培される60%がボジョレーのガメイ種です。

ボジョレーヌーヴォーはガメイ種を使わなければないという、フランスの法律があるのでボジョレーヌーヴォーは全てガメイ種です。

なので、ボジョレーヌーヴォーの白ワインはないんですね。

ヌーボーでなければ、ボジョレーで作られたシャルドネ種の白ワインはあります。

こんな白ワインを用意しておいて、ボジョレーヌーヴォーのパーティーに出すのも面白いかも!

「ガメイ種」は品質改良種

なんと1000年も昔の交配種で、その後改良を繰り返されてきた品質改良種だそうです。

種の起源は白のグエ種とピノノワール種の交配種です。

「ガメイ種」の生育環境

ボジョレー地区は、平均気温11度前後の温暖な気候です。

シスト(16/1を以下の泥の粒子が積み重なったものがさらに脱水し固まってできた岩石が層状になった繊細なもの)含んだ土壌で、土地が痩せているため、ボジョレーの栽培に最も適していると言われています。

あまり粘土質の強い石灰岩の土壌だと穫れすぎてしまうのだそうです。

「ガメイ種」の特徴

・葡萄の粒は赤色

・酸味が爽やかで渋みが少なく香りや味はフルーティ(いちごやラズベリーのような香り)

・タンニンを含まないため果汁は白い

・果実の熟成には適さないため穫れたてを食すのが一番良い

なぜボジョレーヌーヴォーは「ガメイ種」なの?

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「ガメイ種」の葡萄は、中世ブルゴーニュ公国コート・ドールという地域で栽培されていました。

しかし土壌が適していなかったようで、この地域で作ったワインは美味しくなかったそうです。

そのため、当時の統治者であったフィリップ・ル・アルディ公が、「この不実なる品種」と怒りコート・ドールでの栽培を禁止しボジョレー地方に移植されたのです。

ボジョレー地区では気候風土共に「ガメイ種」に最適であったため美味しいワインすなわちボジョレーヌーヴォーが誕生したというわけです。

「ガメイ種」で作られたワインの特徴は?

①口当たり良く飲みやすい

 フルーティで軽い酸味のあるワインは口当たり良く飲みやすいです。

 渋みが少ないのでワインが苦手な人にも楽しめます。

②色は明るくフレッシュな赤色

 はっきりとした明るい赤色で綺麗な色をしています。

③香りが強く、ベリー系フルーツの甘いにおい

 女性の好むフルーティな香りは、嗅ぐだけで癒されます。

④軽めのお料理に最適

ワイン自体が軽いので濃くて油っこいお料理よりも、魚介や魚など軽くて薄めの料理によく合います。本場ボジョレーでは、エスカルゴ料理などと共に愛飲されています。

さてここまでガメイ種についてみてきましたが、次の章ではボジョレーヌーヴォーの種類についてみて行きましょう。

ボジョレーヌーヴォーの種類って?

作った人と畑

ざっくり言うと「ボジョレー地方」で収穫した「ガメイ種」というブドウで造られたワインを「ボジョレーヌーヴォー」と言うのですが、地区によってランクがあります。

基本的に4ランク

①ボジョレーという地方名のワイン(アルコール度数10度)

②ボジョレー・シュペリュールという地区名のワイン(アルコール度数10.5度)

③ボジョレー・ヴィラージュという村名のワイン(アルコール度数10.5度以上の地域限定)

④クリュ・ボジョレーという畑名のワイン(基準審査の厳しい特級畑限定)

一般的に上ランクとされているのが③の「ボジョレー・ヴィラージュ」で収穫量やアルコール度数などの基準が厳しい限定されたワインです。

ボジョレー地方の北側の指定された39の村で作られた新酒のみを指します。

最高級ランクとされているのが④の「クリュ・ボジョレー」です。

クリュと名乗れるワインは、特級畑いわゆる最高級の基準の畑で作られたワインで、全体の1%と限られています。

ボジョレーヌーヴォーはフランスのAOCと呼ばれる審査機関で厳しい審査をくぐりぬけたワインだけが名乗れる称号なのです。

市場に出回っている「ボジョレーヌーヴォー」の大半は①の「ボジョレー」か②の「ボジョレー・ヴィラージュ」の2種類となっています。

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各ランクの「ボジョレーヌーヴォー」の値段は?

①ボジョレー

一般的にコンビニや量販店で売られているもので、500円~1000円くらいの価格帯になります。

②ボジョレー・シュペリュール

地元ではボジョレーと同じくらいか少し上程度の価格で売られているようですが生産量が少なく殆ど市場に出回ることがありません。

③ボジョレー・ヴィラージュ

良いランクのボジョレーということで、一般的なレストランなどで提供されるものです。大体2000円~4000円前後で売られていることが多いようです。

④クリュ・ボジョレー

三ツ星レストランなどで提供されているもので9000円~10000円以上の価格で売られていることが多いです。

各ランク「ボジョレーヌーヴォー」の味の違いは?

①ボジョレー

スタンダードなボジョレーヌーヴォー、軽い酸味でフルーティ、口当たりがよく大変飲みやすいのでワインが苦手な方にも楽しめます。

②ボジョレー・シュペリュール

殆ど市場には出ませんが、ボジョレーよりもなめらかな口当たりだそうです。

③ボジョレー・ヴィラージュ

ボジョレーよりも香り強く、よりフルーティに味わうことが出来ます。

④クリュ・ボジョレー

長熟成葡萄が含まれているので、コクがありスパイシーな味わいです。

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