アメリカの大統領選挙は、4年に1度行われます。したがって、大統領の任期は必然的に1期4年という事になります。
通常1期務めあげた後、2期目も余程の事がない限り現職大統領が所属する党の代表候補になります。
現に2期連続で勤め上げる事も多くあります。逆に、三選禁止という決まりがありますので、期間に間があっても3期務める事は出来ません。
日本の首相は議会で選出され国民が選挙で選ぶ事は出来ないので、やはりどこか「対岸の火事」の感は否めません。
アメリカの大統領選挙は間接的とはいえ、国民が選挙で選ぶ事が出来ます。その事が、4年に1度の大イベントと言われる理由なのでしょう。
アメリカ大統領の任期は
アメリカ大統領の任期は、最大で8年となります。先ほども言いましたが、3選禁止なので、8年以上はできないことになります。
それは、4年に1度アメリカ全土を巻き込む大統領選挙です。日本でも連日マスコミを賑わせています。
現大統領の「バラク・オバマ」が任期いっぱいの2期8年勤めたので、民主党・共和党とも新しい候補での選挙になります。
今年も注目度は高く、当初泡沫候補と目された「ドナルド・トランプ」が共和党の予備選挙で党の代表候補に選ばれました。
日本とは制度が違うため馴染みがありませんが、この機会に大統領選挙に関してご説明します。
アメリカ大統領について
「バラク・オバマ」で、初代「ジョージ・ワシントン」から数え44代目を迎えたアメリカ大統領。
アメリカは今年で建国240年なので、平均して1人5年以上職務を勤め上げている事になります。日本の首相の様に、猫の目の如く変わらないという事です。
アメリカ大統領には日本の総理大臣と違い国家元首として強い権限が与えられています。
有名なところでは、アメリカ合衆国軍の最高司令官としての指揮権があり、核ミサイル発射の権限を持っているという事でしょうか。
他にも、議会への出席権を持たず、日本の首相の様に答弁する様な機会はありません。
アメリカ大統領選挙あれこれ
アメリカ大統領選挙は4年に1度の大イベントと言われています。皆さんも耳にした事があるでしょう特別な用語もたくさんあります。
先ず有名なところでは「スーパーチューズデー」。大統領選挙には、党の代表を選ぶ予備選挙があります。
国民が、党の代表候補者を支持している代議員に投票します。その人数が多い候補者がその州を勝ち取ります。
そして、より多くの州で勝った候補が党の代表に選ばれるのです。その予備選挙が3月第1週目の火曜日に10州以上で行われ、この日に勝った候補が有利と言われるため「スーパーチューズデー」と呼ばれる様になりました。
大統領を選ぶ本選挙でも変ったシステムがあります。本選も州単位で行われますが、国民がそれぞれの候補者を支持する選挙人に投票します。
当然投票者が多かった選挙人が勝つ訳ですが、勝った選挙人が支持する候補者に負けた選挙人の人数もプラスされます。つまりその州を取った候補者は、その州の選挙人の人数全員を投票数に入れられる訳です。
本選挙はアメリカ全土の選挙人の過半数以上を取った方が勝ちなのでいかに州で勝つかがカギになります。日本とは全く違うシステムなので、少し違和感はあるかもしれません。
まとめ
日本の内閣総理大臣と比べてもかなりの違いがあるアメリカ大統領。国民が間接的とはいえ選挙で選ぶ訳ですから、アメリカ全土を巻き込むスーパーイベントと言われているのも頷けます。
世界的には、日本の天皇陛下の様に国王等がいる国では首相制度取っているところが多い様です。
日本でも首相を選挙で選べる様になれば、長く叫ばれている国民の政治離れも解消するかもしれませんね。
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