マラソン大会でペースメーカーの意味や役割とは?報酬はいくら?

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医療器具でペースメーカーという単語は聞いたことありますね。

マラソンにも「ペースメーカー」という言葉があるのです。

医療器具とは全く関係ない簡単に言ってしまえば「マラソンのペースを作る人」がマラソンでいうペースメーカーです。

これだけ聞くと必要なの?その存在と思いますよね。

走るペースなんて走者次第なんじゃないかと、マラソン未経験者の私は思ってしまいました。

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マラソン大会でペースメーカーの意味や役割とは?

それではマラソンにおけるペースメーカーの役割を説明していきます。

ペースメーカーの一番の役割は「選手の風除け」になることです。

車や動物、もちろん人もですがどんなものでも動いたら空気抵抗が生まれます。

これが逆風であれば空気抵抗は大きくなります。

マラソン未経験者の私でも向かい風は走りにくいというは分かります。

空気抵抗があれば速度は遅くなる。マラソンランナーも空気抵抗があればタイムが遅くなります。

マラソンランナーが受ける空気抵抗を軽減するために、ペースメーカーがいるのです。

実際にペースメーカーがいるのといないのとでは空気抵抗は大きく変わります。ペースメーカーが先頭を走ることで7~9割の空気抵抗が軽減されます。

いやいや、向かい風とか空気抵抗とかも含めて立ち向かうのがマラソンだろうと、思う方もいるでしょう。

確かに、その方が見応えがありそうですものね。

でもペースメーカーという存在を置くことで、どんな風が吹いてもどんな天気でもどんなに条件が変わってもペースメーカーが、その変わった条件を軽減することで、同じ基準でタイムを測ることが可能になりました。

それまでは天気なども考慮して、タイムを換算していましたが、今ではどんな日でも安定してタイムを測れるようになりました。

これによって大きな大会への代表選考がしやすくなるというメリットが生まれます。

また、ペースメーカーは基本的に30キロくらい走ったら役目を終了します。

その間にもうひとつ役割があります。

それはペースメーカーを先頭に走らせることで

「選手同士がレース序盤で相手を意識することなくペースを守って走ることが出来る」

ということです。

こうして先頭者の負担を減らすことで前半から飛ばしすぎることなく高記録が期待できるそうです。

このような役割を担っているペースメーカーですが、選手たちはペースメーカーを抜かして走っていってもいいそうです。

報酬はいくらぐらい出るの?

ペースメーカーも仕事のひとつ、もちろん報酬が出ます。

大会によってその金額は変わりますが国内だと50万以上、国際大会だと100万円を超す場合もあります。

また実力があるペースメーカーだと200万円以上になることもあるそうです。

これ程までに金額が高いということは技術も伴わなければいけません。

ちなみに東京マラソンの優勝賞金は800万円で2位が400万円です。

もし、優勝できるぐらいの能力があれば、選手として出た方がかなりの賞金をゲットできますね。

ペースメーカーは選手たちの先頭を走るけれど優勝してはいけない。

選手たちの高記録のために正確なペースを刻むという役割を担っています。

大会委員会から「この区間はこの速度、この時間のペースで走れ」と言われたら忠実にそれを行う実力が必要になってくるのです。

この才能の他に走る力も当然必要になってくるので、マラソンの実力的に3~8位以内には入れる実力者の人が、ペースメーカーとして選ばれることが多いと言われています。

この金額を貰えるのならばと海外では選手として賞金を狙うのではなく、ペースメーカーとして稼ぐことを選択するマラソン選手もいます。

日本ではフルマラソンの練習の一環としてペースメーカー役を引き受ける人もいるようです。

市民マラソンのような小さな大会ではボランティアでペースメーカーを引き受ける人もいるのだとか。

ペースメーカーはいつから始まったのか?

日本では2003年の12月7日の福岡国際マラソンで、初めてペースメーカーを導入したとされています。

世界では欧米が1980年頃に高額賞金制度を取り入れたのと同じころに、ペースメーカーも導入しました。

最初にペースメーカーを導入したのは大会のスポンサーで「多くの人を引き付ける魅力ある大会にするため」ということで始めたそうです。

しかし「スポーツをビジネスのための道具にしている」「八百長に当たるのでは」「出来レース」という風に見えてしまうことも多々あるようで、ペースメーカーの存在には賛否両論あるようです。

最後に

ちなみにペースメーカーは「優勝してもいい」ということになっています。

全部の大会という訳ではありません。

大会側との契約の時に「距離を終えても走り続けていい」という場合には、走り続けて優勝してもいいそうです。

ほとんどは「距離を終えたら走るのも終わり」という大会が多いようですが、実際に優勝したペースメーカーも過去にいます。

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