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相撲の髷の種類について!お手入れやその他の疑問にお答えします!

相撲

ども、相撲好き管理人のさぶです。相撲をよく見ていると、いろんなところに注目しますが、外せないのが力士の髷(まげ)ですね。

力士の髪型には誰でも目がいきますね。よく相撲中継でも優勝決定戦の前とかに、床山さんが力士の髪をとかしているシーンを見ることがありますね。

優勝した力士が表彰される前なんかも、見ることがあります。力士の髷はとても大事なものなので、大事な時は必ずきちっと整えます。

力士には凛々しい髷が欠かせないですよね!これが無ければ大相撲の雰囲気を感じることはできません。そんな力士の髷には、色んな疑問があると思います。

代表的なもので言えば、こんな感じでしょうか?

  • 髷の種類
  • ちょんまげとは?
  • くせっ毛や金髪の時はどうする?
  • ハゲたら引退?
  • 結う人とは?
  • 髪は洗うの?
  • 髷に付けてる物は?
  • 髷を掴んだら反則!?

そんなみなさんの疑問に順番にお答えしていきます!

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相撲の髷(まげ)にはどんな種類があるのか?

結論から申しますと、相撲の髷には二種類しかありません。その二種類とは

  • 大銀杏とちょんまげです。

大銀杏は十両以上の力士しか結えません。しかし、大銀杏は本場所や公式の行事の時しかやらずに、稽古の時や普段などはみんなちょんまげです。

大銀杏とは?

大銀杏とは、銀杏の葉っぱの形に似ている髪型からそう呼ばれています。

大銀杏は十両以上ですが、幕下でも十両との取り組みがある日などは、大銀杏が結えます。また、弓取り式を行う力士も大銀杏が結えます。

大銀杏の髷は江戸時代の武士から始まりましたが、江戸時代の頃は頭を剃っていました。時代劇なんかで見る髷の頭ですね。

しかし、現代の力士でも髪の量が多い力士は大銀杏が結いづらいので、てっぺんを剃る力士もいるそうです。以前1953年に栃錦が剃っていたのですが、取り組み中に髷が解けてざんばら頭になり、剃った頭があらわになったことがあり、観客はびっくりしたようです。

 

ちょんまげとは?

ちょんまげとは、大銀杏以外の力士の髷を言います。十両以上の力士も普段の時や稽古の時などはちょんまげです。

そもそもちょんまげとは江戸時代の頃に、侍が兜を被った時に頭が蒸れるので、髷を結ってから兜を載せると蒸れなくていいということで、流行っていったようです。

元々の漢字はちょんまげの形から、「ゝ髷」と書いていたようで、「ゝ」で「チョン」と読むのです。その後当て字で「丁髷」に変わったようです。

くせっ毛や金髪の時はどうする?

かつてのハワイ出身の力士などはくせっ毛がありました。高見山、小錦、曙なんかがそうですが、その時はストレートパーマをかけるようで、それでも馴染むまでに時間がかかるので大銀杏はすぐには結えないようです。

曙などはアフロなので、幕下の頃はそのまま相撲を取っていたようです。

また、把瑠都などは金髪だったようで、なんども染めて黒くしたようです。とにかく大銀杏は黒く艶のある髪質でないとダメだそうです。白髪の多くなった力士も念入りに黒く染めるようですね。

さらに、出世が早く髪が伸びる前に十両に上がる力士もたまにいますが、その場合は仕方ないので、そのままの頭で相撲をとります。

まさかコントなんかで見るような、カツラを被って相撲を取るわけにも行きませんからね。

 

 

床山について

力士の大銀杏やちょんまげを結う仕事をする方を、「床山」といい各相撲部屋に所属しています。床山も日本相撲協会に所属するので、給料が協会から出ます。

その辺の、床山の給料やなるにはどうするのかや人数などを書いた記事がありますので、もし良かったらご覧下さい。

➡︎床山の給料はいくら?なるにはどうするのか?なども調べてみた!

 

 

 

ハゲて髷が結えなくなったら引退なのか?

ちまたではハゲて髷が結えなくなったら引退だ!なんてささやかれていますが、実はそんな決まりはないのです。

アラフィフの管理人も頭頂部が少し寂しくなってきたので、この話題には興味があったので調べて見ました。力士が現役の時にハゲるということは、若ハゲですから深刻ですね。

実際にハゲが原因で引退した力士はいません。

ハゲはM字ハゲや頭頂部ハゲなので、サイドや後ろの髪は残っているものです。その毛をかき集めれば、髷は作れると床山さんが言っているようです。

ハゲが原因で引退するというよりは、ハゲて来る頃には年もとり体力的に引退する年齢になったということでしょうかね。

ハゲていた力士

ハゲていた力士として有名だったのが、1999年に引退した琴稲妻関です。

琴稲妻はたびたびハゲのことを自虐ネタとして、マスコミなどを賑わしていました。髪が少なくて、髷が小さいことから小結に昇進したとこは、これが本当の「小結び」ですと笑いをとりました。

また力士のイベントに参加した時に、タレントの松村邦洋が琴稲妻に「引退の時は断髪式ではなく、植毛式にしてみては?」と言われ会場を沸かせたそうです。

引退の時には、現役を21年も出来た秘訣を聞かれた時は、「怪我(毛が)なかったことですかねー」といって自虐ネタで笑いをとりました。

 

力士は髪の毛を洗うのか?

基本的には力士は毎日は髪の毛を洗いません。3日から1週間に一度ぐらい洗います。床山が毎日油をつけて、くしでとかしているのでかゆみなどもないようです。

力士がつける油を「びんづけ油(オーミすき油)」と言って、とても香りがいいので髪を洗わなくても臭くありません。

床山の仕事につくと毎日この、「びんづけ油」を手につけて力士の髪を整えます。とても香りはいいですが、もし嫌いな匂いだったら床山の仕事はできないかもしれませんね。

オーミすき油は楽天でも販売しています。

 

力士が髪を洗う時はまずこのびんづけ油を落とすのに、しばらく熱湯に髪を浸して油を落とします。そのあとシャンプーするのですが、力士によってはボトル1本使うこともあるようです。

それだけ大変な作業なので、毎日はできないのですね。毎日洗ってしまうと逆に油が落ちて、床山さんが油を馴染ませるのに時間がかかります。なので、3日から1週間に一度ぐらいがいいようです。

余談ですがタモリ式入浴法として、芸能人の間でも流行っているようですが、シャンプーやボディソープは一切使わないで、お湯で髪を流すだけ、湯船に浸かるだけの入浴法も流行っているようです。検索すると結構出てきます。

 

髷をつかんだら反則負け?

日本相撲協会で定める反則負けのルールがあります。

  1. 握りこぶしで殴ること。
  2. 頭髪をつかむこと。
  3. 目やみぞおちなどの急所を突くこと。
  4. 両耳を同時に両手で張ること。
  5. 前立揮をつかみ、また横から指を入れて引くこと。
  6. 喉をつかむこと。
  7. 胸や腹を蹴ること。
  8. 1指または2指を折り返すこと。

髷をつかんだら反則負けというよりは、規則では頭髪をつかむと反則負けになるようです。以前は、「故意につかんだら」という規約だったのが、2014年に改正になり「故意につかんだら」がなくなりました。

なので、行司や審判が判断して偶然に頭髪に手がいっても、反則負けになることもあります。これは、2014年に日馬富士が横綱として初めて、2回の髷をつかんでの反則負けをしたことから、改正になりました。

 

髷をつかんでの反則負けは過去に41回ありましたが、31回は2003年以降です。これは、がっぷり四つの相撲より、引き落としなどの相撲が増えたことからだと言われています。

三役以上の力士は自分より下の力士との対戦の時は、正面から受けて投げ飛ばしてもらいたいのですね。立会いからかわしたり引き落としが多くなると、相撲が面白く無くなるので今後は変わってもらいたいところです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。相撲の髷についてみてきましたが、江戸時代から続く伝統を残している相撲の世界はすごいですね。

歌舞伎などでも髷を結うことはあるでしょうが、常日頃から髷で生活するのは相撲界だけですね。江戸時代までは、侍はちょんまげでしたが明治時代になると、侍もいなくなるのでちょんまげの頭の人はどんどん少なくなっていったようです。

そんな伝統を守っている相撲の世界ですので、今後は相撲の取り組みを見る時に大銀杏にも注目して観戦すると、また相撲が面白くなりますね。

激しい立会いで髷が崩れていくのも注目して見てみたいですね。スローモーションの時に注目して見ていくと、こうやって髷は崩れていくのかっ!という感じで見れるので、楽しいと思います。

また、琴稲妻関のようにハゲていることをネタとして、人気を集めるのも面白いですね。本人は、自虐ネタですが意外と辛いのかもしれませんね。少し薄くなってきたので、私も感じます。

 

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